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山王神社の思い出

そもそも私が初めて山王神社へ足を運んだのは、小学校1年の春の遠足の時で、それ以来しょっちゅう友達と徒歩や自転車で遊びに行ったものでした。私がまだバリバリの若い頃に所属していた草野球チームの「宮崎山王クラブ」の名称もここからとったもので、それほど旧宮崎町の中部地区の住民にとっては、山王神社はシンボル的な存在だったわけです。あの日、春の柔らかな日差しの中急に思い立ち、ママチャリにまたがって颯爽とでかけました。心沸き立つ思いでワクワクしながら麓坂を降り、熊野神社の入り口を通り過ぎ、行沢方面へ向かいます。まもなく山王神社へと続く小道を降り立って道端に自転車を置き、そこからは歩いて行くことになります。ところが何ということか、背丈以上に伸びた笹や草木が生い茂り、行く手を遮っているのです。以前の記憶と「勘」を頼りに、半ば強引にそれらをかき分けていくと、やがて参道らしき道に出ることは出たのですが、そこには杉の枯れ枝がどっさりと堆積していてどこがどこやらさっぱりわかりません。うっそうとした杉の木立を通り抜けると、オヤシロの前にちょっとした広場というか原っぱがあり、かつてはそこに寝転び、心地よい日差しを身体いっぱいに浴びながら空ゆく雲を眺めたりしたものでしたが、大雪のために倒れたらしい大木が幾重にも重なり合っていて、かつての原っぱの面影などどこにもありません。そればかりかその倒木を乗り越えたりかいくぐったりしてやっとの思いでたどり着いたオヤシロの屋根にも、松の大木が覆いかぶさるように直撃していて無惨な姿になっていました。ぼうぜんと立ち尽くしてしばしそれを眺めておりましたが、気を取り直して裏山の方へ
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