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第2回:「農業IoTがなかなか普及しない本当の理由」──でも、実はこんなに簡単なんです!

こんにちは。前回の記事では、私たちが宇宙技術を活用して農業のIoT化を支援する理由と、その価値についてご紹介しました。今回は、よく聞かれる疑問――**「農業IoTってなぜ広がらないの?」**について、現場の声をもとに紐解いていきたいと思います。そして最後には、**「IoTは意外と簡単・手軽に始められる」**という話もお伝えします。なぜ農業IoTは進まないのか?国や自治体でもスマート農業の推進が叫ばれていますが、現場ではまだ普及に時間がかかっているのが現状です。その背景には、次のような要因があります。1. 「難しそう」という心理的なハードル一番多く聞くのがこれです。「IoTって、パソコン得意じゃないとダメなんでしょ?」「ネットとか、クラウドとか、よくわからない」「自分には関係ない話かなって思っていた」つまり、**技術的な難しさよりも、“聞き慣れない言葉が多くて身構えてしまう”**というパターンです。実際はスマホ一つで管理できるシンプルな仕組みでも、見慣れない図や用語で一気に難しそうに見えてしまいます。2. 「高そう」という先入観次によく聞くのがコスト面。「IoTって何十万もするんじゃないの?」「導入しても費用対効果が出るか心配」「業者に頼んだら高そう」確かに、大規模な設備や複雑なシステムを入れれば数十万円以上かかるケースもあります。しかし私たちは、必要最低限の構成から始めて、実際の効果を見ながら徐々に拡張するという方法をご提案しています。たとえばセンサ・ゲートウェイ・クラウド連携込みで、10万円程度から導入可能です。また、規模によっては数万円といった機器も。段階的な導入にも対応し
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【 農業とテクノロジー①ドローン・AIほか】東京農業大学小論文の勉強法(第6回)

キーワード:AI,5G,ドローン,IoT,3Dプリンター(1)はじめにAI(人工知能)の話題が喧伝されるようになったのは、2017年5月AI(人工知能)の将棋プログラム「Ponanza」(ポナンザ)が、佐藤天彦名人を破ったのがひとつの契機となりました。いまや、自動運転車や株式の売買、不良品の識別など、AIはさまざまな分野に進出して、経済や私たちの暮らしを支えています。これは農業も例外ではありません。スマート農業という言葉があるように、 ICTやロボット、ドローンなどの先端技術を活用した農業が各地で導入されています。こうした背景を受けて、東京農業大学推薦入試小論文では、以下のような問題が近年多く出題されるようになりました。「目覚ましく発展している人工知能を、どのように利用して生命科学を発展させればよいか、人工知能を取り入れることで未来の生命科学がどうなると予想できるかを論じなさい。」(2018年バイオサイエンス学科 )「近年注目されているスマート農業は、「ロボット技術やICTなどの先端技術を活用し、超省力化や高品質生産などを可能にする新たな農業」とされる。今後のスマート農業の導入のメリットと課題についてあなたの考えを述べなさい。」(2020年農学科)「様々なセンサーや人工知能が農業に応用されている実例や、今後応用可能と考えられる例を挙げて、その内容を説明しなさい。」(応用生物科学部農芸化学科2019年 )このような問題は、予め、知識を蓄えておかなければ対応できません。この「OK小論文」を利用して、東京農業大学推薦入試受験生はいまからテクノロジーに対するきとんとした理解をしておくこ
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第3回:「センサってどれを選べばいいの?」──農業IoTのおすすめ構成例と選び方のコツ

こんにちは。前回の記事では、「農業IoTが進まない理由」と「実は手軽に導入できる」という事実についてお伝えしました。今回はさらに一歩踏み込んで、「じゃあ、どんなセンサを使えばいいの?」というご相談にお応えします。農業IoTといっても、ハウスや露地、作物の種類によっても必要なデータは違います。でもご安心ください。この記事では、よく使われるセンサの例と、選び方のコツを、やさしく解説します。センサ選びの基本は「困りごと」からまず初めにお伝えしたいのは、「センサは目的から逆算して選ぶ」ということです。たとえば、こんなお悩みがあるとします:「ハウスの中の温度が心配で、夜中に何度も見に行っている」「雨が降ったかどうかが気になる」「水やりのタイミングが分からない」このようなお悩みに対しては、それぞれ以下のようなセンサが考えられます。困りごと 推奨センサ 主なデータ温度や湿度の管理 温湿度センサ 気温、湿度日射や照度の把握 照度センサ、日射センサ 照度、放射量降雨状況の確認 雨量センサ 降水の有無、量土の状態を把握したい 土壌センサ 土壌水分、地温ハウスの開閉を見たい 開閉センサ 扉の状態(開/閉)初期導入でおすすめのセンサ構成初めての導入でよくご相談いただくのが、「何から始めればいいのか分からない」という声。私たちがおすすめしている**“初期構成モデル”**を以下にご紹介します。▶ スタンダード構成(数万円〜)温湿度センサ × 1土壌水分センサ × 1ゲートウェイ(通信装置) × 1データ可視化クラウド連携(PC・スマホ対応)📱スマホで温度・土壌水分が見られるシンプルな構成。週に何度も見回り
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第6回:補助金を使えば農業IoTはもっと身近になる──知らないと損する導入の考え方

こんにちは。ここまでのブログでは、農業IoTが実は難しくないこと小規模・低リスクで始められること働き方を大きく変えられることをお伝えしてきました。そして今回は、多くの方が気になりつつも敬遠しがちなテーマ、**「補助金・助成金を使った農業IoT導入」**について解説します。補助金は「特別な人のもの」ではありません「補助金って、書類が大変そう」「条件が厳しくて、自分には無理そう」こうした声をよく聞きます。確かに補助金には申請条件や審査がありますが、実際には個人農家小規模農業法人家族経営でも活用できる制度は数多く存在します。特にスマート農業・省力化・生産性向上は、国や自治体が力を入れている分野です。農業IoTで活用しやすい補助金の例※年度・地域により内容は変わるため、ここでは代表的な考え方をご紹介します。● スマート農業関連補助金環境センサ導入自動化・省力化設備データ活用による生産性向上👉 IoT導入はこのカテゴリに該当しやすいです。● 小規模事業者持続化補助金新しい取り組みへの投資業務効率化・省人化👉 農業IoT導入を「業務改善」として申請可能なケースもあります。● 自治体独自の補助制度県・市町村ごとの農業支援ICT導入支援👉 実は国の補助金より使いやすい場合も多いです。補助金を使うと、どれくらい楽になる?たとえば、導入費用:50万円補助率:1/2の場合、👉 実質負担は25万円になります。「それならやってみてもいいかも」と思える金額感になる方も多いのではないでしょうか。補助金活用で失敗しやすいポイント一方で、補助金を使う際に注意すべき点もあります。① 補助金ありきで構成を決めてしま
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第4回:農業IoTを導入したらどうなる?――スマート農業の1日をご紹介

こんにちは。これまでのブログで、農業IoT導入のハードルは意外と低く、シンプルな構成でも十分効果があることをお伝えしてきました。でも、実際にIoTを導入したら、「毎日の仕事はどう変わるの?」と疑問をお持ちの方も多いと思います。今回は、実際にIoTを導入した農業従事者の1日をモデル化して、「ビフォー・アフター」で見ていきましょう。Before:IoT導入前の一日農業の現場では、「見回り」や「天候確認」「データ記録」など、目に見えにくい手間が日常的に発生しています。例)トマト農家Aさんのある一日(IoT導入前)時刻 作業内容6:30 ハウスの開閉、温湿度の確認(手書き記録)9:00 作業開始(収穫・手入れ)12:00 昼休み前に再びハウスの確認(暑くなりすぎてないか)14:30 乾燥していないか目視で確認、土に指を入れて判断16:30 ハウスを閉め、今日の天気・気温・湿度を日誌に記録20:00 天候が不安で夜に一度ハウス確認へこのように、不安のたびに足を運ぶという“見えない重労働”が日常化していました。After:IoT導入後の一日では、センサとクラウドを組み合わせた「スマート農業」の一日を見てみましょう。例)IoT導入後の同じ農家Aさんの一日時刻 作業内容6:30 スマホで温湿度チェック、状況に応じてハウス開閉(通知も受け取れる)9:00 作業開始。土壌水分が足りないと通知が来るので自動灌水ON12:00 暑さによるストレスを避けるよう、開閉タイミングを調整14:30 センサログで乾燥傾向をチェック。次回水やりタイミングを判断16:30 本日のデータは自動でクラウド保存。記録作業
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【業種コード0111 稲作農業】業務分析・ERP設計・AI自動化・VPSオフィス設計

稲作農業は、作付計画、育苗、水管理、施肥、防除、収穫、乾燥調製、在庫、販売、請求、入金まで、実はかなり多工程な産業です。しかも現場判断は天候・圃場差・人手不足・価格変動の影響を強く受けます。 そのため、稲作経営を安定化させるには、単なる帳簿や日報ではなく、業務の見える化、ERP的な一元管理、ExcelVBAによる現場実装、さらにAI予測とVPSによる自動運用基盤が有効です。 本記事では、業種コード0111 稲作農業を対象に、  業界分析  戦略分析  ビジネスモデル分解  業務分析WBS  ERP機能分解  ExcelVBAERP設計  AI自動化  VPSオフィス設計 まで一気通貫で整理します。 1. 前提 想定顧客  家族経営の稲作農家  小規模~中規模の水田経営体  農業法人  集落営農組織  直販・EC・ふるさと納税にも取り組む稲作事業者  将来的に加工・ブランド米販売まで広げたい事業者 市場規模  主食用米は成熟市場だが、需要は依然として大きい  一方で、担い手不足・高齢化・耕作放棄地問題により、経営の集約化・法人化・省力化ニーズは強い  高付加価値米、業務用米、輸出、EC直販、加工連携などに事業機会がある 価格帯  一般流通米:価格競争が起きやすい  ブランド米:品質・食味・ストーリーで高単価化可能  直販・EC:中間マージンを減らし利益率改善余地あり  法人向け・飲食店向け:継続契約で安定売上を作りやすい 2. 業界分析  市場構造  稲作農業は以下の特徴を持つ市場です。  生産は地域分散型  需要は成熟傾向  気象・資材価格・政策の影響が大きい  流通経路が多層
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スマート農業で室内で農業ができる未来

農業は現在、人口増加や気候変動といった課題に直面しています。 特に、限られたリソースの中でどう効率よく作物を育てるかが重要なテーマとなっています。 そこで注目されているのが、「制御可能な農業」です。 これにより、従来の太陽に依存した農業から脱却し、室内での環境をコントロールすることができます。 カリフォルニア大学を中心とした研究チームは、光合成の効率を高める方法を模索しており、これにより収穫量が大きく向上する可能性があります。 具体的には、エネルギー変換効率を引き上げ、より少ない光で植物が育つような環境を整える手法です。 つまり、農家がより少ない資源で多くの作物を育成できるようになるというわけです。 環境条件をコントロールすることで、いわゆる「暗闇」でも植物が成長することが期待されています。 これは、従来の農業手法と比べて、なんと光合成効率を4倍に引き上げることが可能だとされています。 つまり、これまでの常識を覆すような研究が進行中ということです。 技術的な問題も数多くありますが、次世代農業技術の移行が今後のカギになります。 電子農業などの新しい手法で、農業の未来は明るくなることが期待されます。 この手の研究が進むことで、いかにして効率的に食糧生産を行うかという課題は少しずつ解決に向かっているようです。 しかし、これだけ技術が進化しているのに、何故もっと早く実用化されないのか、ということには不満を感じるばかりです。 実験段階の成果ばかりがニュースになるのではなく、具体的な成果に繋がってほしいですね。 何とかうまく進めて、早く私たちの食卓にこの新技術が登場することを願っています。
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