絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

でんでんむしのように

季節を先取り?ということで、まもなく梅雨に入ることと思いますが梅雨の風物詩といえば、アジサイ、かたつむり(でんでんむし)を連想します。自分へのごほうび?に 近くのカフェに行ったときのことです。 本棚に「でんでんむしのかなしみ」が 置かれていたので、思わず手に取って読んでみました。 新美南吉さんは、小学校の授業で「ごんぎつね」を習ったので よく知っています。 当時は後味が悪く、もの悲しい気分にさせられたものでした。 こちらの本も童話の短編集なので、すぐに読み終えられるものの 絵をじっくり見て、行間を味わうように読みます。 一匹のでんでんむし(かたつむり)Aが 「なんで、私の背中のカラにはかなしみがいっぱいなんだろう?」 と疑問に思います。 そこで、おともだちの、でんでんむしBにたずねます。 A「なんで、私の背中のカラはかなしみでいっぱいなのでしょう?これでは、生きていられません。」 おともだちの、でんでんむしBは応えます。 B「私も、背中のカラはかなしみでいっぱいですよ」 でんでんむしAは たまたま同じ境遇のでんでんむしだったのだろうと 納得できません。おともだちの、 でんでんむしCにたずねます。 A「なんで、私の背中のカラはかなしみでいっぱいなのでしょう?」 C「あなただけ悲しいのではありません。 私の背中も、かなしみでいっぱいですよ」まだまだ納得できない、でんでんむしAは おともだちDやEにも同じことを聞きますが、 同じことを言うのでした。 でんでんむしAは 「悲しい気持ちを背負っているのは、 自分だけではないのか、私も自分の悲しみをこらえて生きなくては」 こどもであっても
0
1 件中 1 - 1
有料ブログの投稿方法はこちら