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熱中症注意報!!🚨

今年も春がやってまいりました!桜の開花宣言もあり、ぼちぼち私の地域の桜の木も開花を始めている様子です🌸こんにちは、獣医師のホシです!今年度に入って早々にやってきて熱中症の症例!「え?熱中症?!早すぎない??」そう思った全飼い主の皆様!熱中症は夏だけの問題ではなく、むしろ皆様の熱中症に対する意識が低い春にこそ多い病気なのです。最近は朝晩の寒暖差が大きくなり、日中の気温は場所によっては20度を超えてきます。日向か日陰かによって体感温度は大きく変わりますが、天気の良い炎天下のもとであれば長時間の運動や、飲水の制限された環境、肥満、短頭種など、熱中症になりやすい条件がそろえばこの春の時期であっても熱中症になってしまうのです⚠️まだ新年度数日という本日ですが、私はすでに2件の熱中症疑いの症例を診ました。ともに短頭種気味であり、肥満体型でした😢動物は我々より体高が低く、地面の照り返しを受けやすい、また被毛に覆われているため体感温度は我々よりも暑いはずです!飼育場所にもよりますが、今一度室温大丈夫かな?お水は十分用意できているかな?日かげはあるかな?など、熱中症になってしまう前に確認をお願いします!まだクーラーをつけるには早いと思いますが、この時期でも暑くなる環境にペットがいる場合であれば、迷わず適温にする努力をお願いいたします。熱中症は重症化すると命に関わります。これからの季節、暑くなる一方ですので、一緒に注意して行き、ペットたちに安心して過ごしてもらえる環境を整えて行きましょう!ペット(犬猫)の健康に関してご不安なことはありませんか?一般診療、予防、獣医歯科、緊急疾患など、気になること、
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緊急疾患 GDVとは⁈

こんにちは!獣医師のホシ⭐️です!緊急疾患の第二弾として本日はGDVに関してお話ししようと思います。GDVとは胃拡張胃捻転症候群の略語であり、犬、特に大型犬に多い疾患です。その他、ダックスフントやコーギーなんかも比較的多くみられます。GDVとは一体どのような病気なのでしょうか?名前の通り胃が大きく拡張し、さらに捻れてしまう恐ろしい病気です!症候群とついているように、胃がそのような事態に陥ることにより他に様々な病態を引き起こします。夜間救急での問い合わせで多い主訴として『えずいているけど吐けない、お腹が張っている』です!ほぼこの主訴である場合、胃拡張、もしくはGDVを引き起こしている可能性が非常に高いです。来院時、自力で歩行できている症例と、すでに横たわってしまっている症例とがありますが、後者はこの段階で比較的予後が悪いとされています。まず血管確保し、採血、腹部の状態を把握するためレントゲン検査を実施します。レントゲン検査で胃拡張なのか、胃捻転なのか、はたまた別の疾患なのかを判断します。胃拡張の場合は胃によって大きな血管を圧迫してしまい、いわゆるショック状態(循環血液量減少性ショック)になる可能性が高いため、胃の減圧を行う必要があります。減圧の方法として太めの針を経皮的に胃に刺しガスを抜く、もしくは鎮静を行って口から胃内にチューブを挿入し抜気します。軽度の胃拡張の場合は上部消化管運動促進薬を使用し、胃から腸へガスが移動するのを支持する薬剤を使用することもあります。なぜ胃が膨らむだけで緊急疾患なの?🤔とお思いかもしれません‼️胃が膨れることによって大血管を圧迫し、それによる循環の阻
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急性疾患🚨尿道閉塞!

救急車のサイレン🚨、向かってくる時と遠ざかってくる時の音が違うことに子供の頃すごく不思議に思っていたことを思い出します。そしてサイレンが聞こえると『お迎え来たで』と言ってしまう、謎の風習(?)がありましたが、これは関西独特なのでしょうか?笑こんにちは!獣医師のほし⭐︎です!本日はよく遭遇し、尚且つ緊急性の高い疾患、尿道閉塞についてお話ししようと思います!尿道閉塞とは一体どういう状態なのでしょうか?名称からも想像できるように、膀胱から続く尿道が何らかの原因で閉塞してしまい、尿が出なくなってしまいます💦それによって膀胱は過拡張を呈し、腹部痛、膀胱粘膜からの出血が起こります。尿道閉塞の経過が長くなると、次第に腎臓にも影響が出始め、腎障害を引き起こし、腎障害が重度になると尿毒症、電解質異常になってしまい、最終的には死亡してしまいます。よくある症例のため、どういう主訴での来院が多くて、どういった処置、治療になるのか、ご紹介したいと思います!主訴:何度もトイレへ行くがおしっこが出てない。食欲がなく、吐いている。これがとても多い主訴です。大体この主訴が来ると尿道閉塞は類症鑑別に上がってきます。動物のお腹を触診し、膀胱が異常に大きくなり、硬くなっている場合は尿道閉塞を引き起こしている可能性が非常に高いです。その場合、検査内容としては血液検査、超音波検査(レントゲン検査もすることもありますが、私は超音波優先にしています)、尿検査です。まず採血し、血液検査で身体の状態を把握します。血液検査は院内で行うと30分程度かかってくるので、その間超音波検査で膀胱や腎臓の形態を確認します。尿道閉塞であると診断
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アニマルコミュニケーション#22 心配しすぎるといけない話

こんにちは。おとふです。我が家の新入りが9月から体調を崩し、最近までてんやわんやとしておりました。1日に1回、痰を吐くという明らかに呼吸器に異常がある症状でした。蛇の病気として呼吸器疾患は大変多く、肺炎等はペットスネークの死因No3以上にあげられています。幸いにも新入りは肺まで患っておらず、喉のみの異常だったようです。今はしっくりくる冬眠場所を探して動き回れるようになりました。2~3日前までたまにブツブツと鼻炎の症状がありましたが、それも収まりつつあるようです。体調不良に対して、アニマルコミュニケーションは大変無力です。自然下では弱った者から狙われるためでしょうか、動物さんたちは体調不良を隠す傾向がありますし、仮に正直に話してくれる子であっても、アニマルコミュニケーションで直接不調を癒すことは出来ません。※アニマルコミュニケーションと一緒にヒーリング等をされている方もいらっしゃいますが、それはアニマルコミュニケーションとは別物です。精々不調個所を把握できて、病院での診察を促す程度です。不調かな? と思った時は、さっと病院へ駆け込むべきです。(自論です)仮に大事でなくとも、問題がなかったという安心感は何物にも代えがたいです。過去、動物さんたちは受信のエキスパートであると書きました。訓練や練習をしなくとも、相手の子を写真を見ながら思ったことは大体相手の子に届いています。ある日大事な子が不調になった時、多くの方はまず心配すると思います。大丈夫かな? どうしたのかな?と、何くれとなく思ってしまうと思います。それらが逐一届いているのです。人でも不調で寝込んでいるときに、枕もとで延々と大丈
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虫の季節は夏ではない?!

お盆休みも終わり、夏が終わっていく雰囲気が少しずつですが、感じられますね。もう8月の末!学生たちは夏休み終了のお知らせが近づいてきており、なんだかテンションも上がらない日々かと思います。何を隠そう、私がそうだったように。こんにちは、獣医師のホシ⭐︎です!夏休みの思い出といえば、カブトムシ、クワガタムシなどの虫捕りが鉄板かと思います!その昔、まだ日の出前の早朝すぎる早朝に、父親とカブトムシを捕りにクヌギの木が生えている山へ行ったことを思い出されます。そんなイベントがあるためか、虫の季節といえば夏!とイメージされる方が多いのではないでしょうか?いやぁ〜な虫、蚊も出現してきますよね💦しかし、動物たちの天敵であるノミやダニは秋がメイン活動季節ということはご存じでしょうか?!よく聞く飼い主様のお言葉で「夏しっかり予防しているので大丈夫です」そう言って、9月以降のノミダニの予防を止めてしまう方!むしろこれからの時期が予防としては大事になってきます⚠️せっかく夏までしっかり予防していただいたのにも関わらず、秋にノミダニなどの外部寄生虫に寄生されたら、今までの予防が無駄!!😣とまでは言い過ぎですが、それくらい残念な結果になってしまいます。「ノミとかダニは見つけたら取ったらいいし、シャンプーするからよくない?🙃」なんて思っていませんか?もちろん外部寄生虫本体はそれらの方法で除去できるかもしれません。しかし、ノミやダニはその虫体内に寄生虫などの感染症を有していることがあり、それらが動物たちの体内に入ることで、別の病気を引き起こす恐れがあります🚨また、ものによっては私たちヒトにも感染る、恐ろしい病気
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