愛犬ビーグルと衝撃的な出会い(2)
前回の【愛犬ビーグルと衝撃的な出会い(1)】の続きになります。ちびっこの飼い主は月に1回ほど保育園に顔を出しに来るものの、遠くから眺めるだけでちびっこを抱っこすることもなく、そして連れて帰ることもなくいつも帰って行きます。
ちびっこは沢山の犬の中で社会性は身に付くものの、当然人間の愛情など知らないまま過ごしているんだと思うととても可哀そうになり、私は毎日ちびっこに会いに行って頭を撫でたりボールで遊んだり、オヤツをあげたりと触れ合うようになりました。ちびっこが6ヵ月くらいの時に飼い主が一度連れて帰った事がありました。
ちびっこにとって初めての家で初めての帰省です。大丈夫かな?と心配でしたが、翌日すぐにお店に帰って来ました。
飼い主曰く『じっとしていないし、全然ちゃかちゃかが直っていない!』と激怒したそうです。
それもそのはずです。
何もかもが初めてのところへいきなり連れて行かれて、じっとしてるはずがありません。
オーナーは飼い主へ丁寧にちゃんと子犬とはこういうものだと説明するもなかなか理解してもらえず、ちびっこはまた保育園の生活が始まりました。
翌日、私はいつものようにちびっこに触れようを頭を触ったのですが様子が変なことに気が付きました。
体をすくめ、目はショボショボとしてまるで私の手が怖いかのように硬直したのです。
そのことをオーナーに話すとオーナーはハッとして、飼い主のところへ電話をしました。
電話に出たのは、飼い主のお母さんでした。
帰省した日の様子を聞いてみると、じっとしていないことに腹を立て猫掴みで風呂の浴槽に投げ入れたと言うのです!
だから手が怖かったんだ。
理不尽な
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