“知るべきことが何か” がわかっていない前提に立つ
何か問題が発生した時、一部の人(時には1人)から聞いた情報だけで判断・対処して失敗するメンバーがいます。これは、少し経験を積んで仕事が出来るようになってきた頃に誰もが陥りやすい失敗で、僕もたくさん失敗してきました。この類の失敗を振り返る時、“聞いた人の情報を鵜呑みにしてしまった”、“エビデンスを確認しなかった”など、『情報の信憑性』に目が向きがちで、確かにそれも一理あるのですが、僕は、それだけでは同じ失敗がまた繰り返されると思っています。そこで、そんな振り返りの仕方をするメンバーには、次のような話をすることにしています。問題が発生した時には、『全体像を掴む』ことが一番大事なんだ。そのプロセスを疎かにして起きた事象の対処だけしても、きっとまた同じような問題が起きて、モグラ叩きを延々と続けることになってしまうんだ。『全体像を掴む』のに重要なことは2つ。1つは、一体どれだけのものが全体像なのか、把握する前から わかっている人は誰もいない、ということ。現場でいろいろな人と話して、いろいろな人の立場で考えて始めて、何を知らなければいけないのかが段々見えてくるんだ。自分の経験から想定することは大事だけど、”自分の経験が全て正しい”、”自分は全てわかっている” という考えで誤った方向にリードして他の人を失敗に巻き込むことは避けるべきだし、上位になればなるほど(その失敗は大きなものになるから)気をつけなきゃいけないんだ。「自分は“知るべきことが何か” すら わかっていないから教えてください」という姿勢で話した方が、相手も こちらが知らないことをたくさん話してくれて、結果的に、全体像が深いところ
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