【オタクの心理学教室】ザイオンス効果とは?~「何度も見たら好きになる」の心理学~
「このキャラクター、最初は気にならなかったけど、見ているうちに好きになってきた!」こうした経験はありませんか? それ、ザイオンス効果によるものかもしれません。ザイオンス効果(Zajonc Effect)は、心理学者ロバート・ザイオンスが提唱した理論で、何度も接触することで好意が高まる現象を指します。別名「単純接触効果」とも呼ばれ、日常生活やマーケティングなど、あらゆる場面で応用されている心理学の知識です。☆ザイオンス効果の仕組みザイオンス効果が働く理由は、繰り返し見たり聞いたりすることで、その対象に親しみを感じるようになるからです。これは、人間が知らないものに対して不安を抱き、知っているものに安心感を覚えるという本能的な性質に基づいています。実験例ザイオンスの代表的な実験では、次のような方法が取られました。・被験者に、無意味な文字列や図形を何度も見せる。・その後、被験者に「どれが好きか?」と尋ねる。 結果、何度も見た文字列や図形のほうが好まれやすいという傾向が確認されました。☆ザイオンス効果の例1. キャラクターやアイドル初めは興味がなかったキャラクターやアイドルも、何度も見たり聞いたりしているうちに親しみを感じて好きになることがあります。SNSやメディアでの露出が多い人物が好かれるのもこの効果の一例です。2. 商品やブランドCMや広告で何度も目にする商品やロゴは、自然と親しみを持ちやすくなります。たとえば、新しい飲料を選ぶとき、馴染みのあるブランドを無意識に選ぶことがあるのはザイオンス効果が働いているからです。3. 人間関係職場や学校などで、何度も顔を合わせる人に対して好意を
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