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連続小説『DNA51影たちの黒十字』20

連続小説『DNA51影たちの黒十字』第20回(続ロザリンド・フランクリン物語) 〜20〜Rosalind Franklin Photo51Rosalind Franklin Photo#51   21        バークベック・カレッジ★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆ 6月6日。エプソムダービーの決着がついてからのロザリンドの脳裏からはピンザを祝福していたクリックとペルーツのツーショット光景が焼き付いて離れない。 クリックとペルーツは賢振寺大学で近しい関係で、さらに親密であった姿は、エプソム競馬場での熱狂した群衆の光景を遥か彼方に押しやって消し去り、ふたりの姿だけが残って浮き上がってくるのだ。 そして、ペルーツはロザリンドが提出した非公開報告書の提出先である英国医療研究機構の予算担当者。またクリックは3論文同時発表した時の執筆者のひとり。さらにクリック論文の二重螺旋説がロザリンドが提出した医療研究機構への非公開年次報告データと奇妙にも近似してくる事実。 ロザリンドは自分が非公開報告書として提出したデータが漏洩していたのではないかとの疑念を抱かざるを得なくなっていた。 ロザリンドがニューマーケットでクリックと会ったとき、クリックはしきりに論文執筆をロザリンドに勧めてきていたことをロザリリンドは思い出した。その時は単にクリックが実験データを持ちあわせていないからだとロザリンドは勝手に思い込んでいたのだが、その時点で既にクリックはロザリンドの獲得したデータを知っていたのではないかとの疑惑を今となっては感じざるを得ないのだった。 ポール・スミスが以前にロザリンド研究室を
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『ロザリンド・フランクリン物語』 〜07〜

『ロザリンド・フランクリン物語』  〜07〜           81953年のNature誌でロザリンドたち英国の科学研究者らによってDNAの螺旋状の形態が予言された訳ですが、その螺旋状の形態像が『実画像』としてリアルに撮影されたのは1991年でした。ロザリンドたちの螺旋形態予言の論文発表から38年後、世界初のDNA螺旋体撮影に成功したのは日本人研究者でした。鳥取大学に導入された当時の最高性能電子走査顕微鏡によって、世界で初めてDNAの実画像としての螺旋体が撮影されたのでした。ただし、高性能電子顕微鏡があれば誰でもDNA螺旋像を撮影できるのかというと、そうではありません。設備、つまり実験装置としての高性能電子顕微鏡は最低限必要ですが、DNA螺旋体を捉えるためには “技”   が更に必要でした。核酸を螺旋撮影できる状態にもっていかなければ、DNA螺旋体の画像を得ることはできないからです。こうなると、数式や論理展開といった科学智の世界というよりも、秘伝の技、秘伝の術の世界といった方が良いようです。取得した生物の細胞から、撮影に適した状態の核酸にどうやってもっていくのか、ここが腕の見せどころで、秘技・奥義なのです。たとえ撮影成功の論文を画像と共に発表したとしても、その撮影対象となる核酸試料の準備手順の詳細が事細かく、漏れなく解説されていなければ、第二の撮影成功者は現れてこないでしょう。準備手順のキモとなる一つの作業工程が明らかとなっていなかったり、職人芸とも言える微妙な手作業が有ったりすると、当該者以外の人が同様の成功結果を得る事はできないでしょう。そこが、 技 とか 術 とか言う
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【Word VBA】らせん描画マクロ▽ソースコード

Option Explicit Option Base 0 Public Sub らせん描画マクロ()     Const HELILFT = 100               'らせん描画位置X     Const HELITOP = 100          '                     Y     Const HELIWID = 180                          'らせん幅     Const HELIHEI = 60                             'らせん高     Const HELIPIT = 15                             'らせんピッチ     Const HELICNT = 10                            'らせん巻き数     Const HELIWET = 1.5                          '描画線の太さ     '---------------------------------------------------------------------------     Dim Ip As Integer, lngCl As Long     '     lngCl = RGB(165, 42, 42)                     '←描画線色     For Ip = 0 To HELICNT - 1         With ActiveDocument.Shapes.AddShape(mso
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Kindleから「らせん回転で成長する仕事術」を電子出版しました

こつこつブログを書いていますが、それを整理してAmazon Kindleにアップしました。タイトルは「らせん回転で成長する仕事術」。内容と目次をご紹介します。Unlimitedに登録されている方は、無料でお読みいただけます。ご興味があれば、ぜひ読んでみてください。 【内容】 仕事のサイクルは、「入力→処理→出力→フィードバック→・・・」のらせん回転です。この流れの中で、「ふつうの会社員が仕事を通じて自己成長する」ヒントを提示します。「らせん回転」ですから、1周回って振り出しに戻る、ではありません。1周したら少し高度が上がっている。この高さが成長です。1周する間に、創意工夫、試行錯誤、失敗、お説教、やり直し、など様々なドラマがある。経験した分、仕事の筋肉がつき、少し上を目指せるようになります。でも根性で闇雲に前進しても成長にはなりません。そこにはコツがある。ぜひそのコツをつかんで、経験にテコを効かせてください。きっと本書がよいヒントになります。仕事の全体像を体感しつつ、らせんのサイクルをぐるぐる回すことで、組織への貢献実感、自己の成長実感を高めてください。そして自分価値を上げましょう。 【目次】 第1章 仕事のスタンス 1. 好奇心と冒険心 2. 作用点を外向きに 3. 変革を意識する 4. 失敗に学ぶ 第2章 入力 1. 対象を知る 2. リスク感度 3. ゲームチェンジ 4. 共感力を高める 第3章 処理(思考) 1. Whyは特別 2. カスタマージャーニー 3. フローとストック 4. 新たな軸 第4章 処理(行動) 1. カイゼン 2. 連携を具体化する 3. リーダー
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