自分で創る自分の車 No.16
自動車の安全性の基本 2/3●オキュパント・セーフティ・セル/ロールバー/侵入防止装置オキュパント・セイフティ・セル(略してセイフティセル)は、IEA(Impact Energy Absorption)構造の中にあります。このセルは、車のコックピットを効果的に取り囲んでいます。スペースフレーム(管状構造)またはモノコックのいずれかで構成されますが、いずれの場合も非常に剛性の高い構造を形成しており、最も激しい衝撃の下でも潰れないようになっています。セーフティセルは、外部からの衝撃に対する最後の防御策です。セーフティセルは、サバイバルセル、ロールバー、ロールケージなどと呼ばれることもあります。しかし、セーフティセルは通常、ロールオーバー保護やサバイバル以上の役割を果たします。IEA構造が押しつぶされ、エネルギー吸収能力がなくなった後でも、激しい衝撃によって乗員が押しつぶされないように保護しなければなりません。可能であれば、様々な角度からできるだけ多くの保護を提供しなければなりません。(1人乗り自動車のオープンコックピット(フォーミュラカー)の問題が浮き彫りになりました)・シートやシートベルトなど、他の乗員保護システムの部品の取り付けとサポートを提供しなければなりません。・迅速な脱出を可能にしなければなりません。・保護性が高くても、負傷した乗員の迅速な脱出を妨げないデザインでなければなりません。・火災や水没は最も危険です。多くのアマチュアのレーシングカーやスクラッチビルドのロードカーでは、セーフティーセルはシャシーと一体化しており、その剛性はシャシー全体のねじり剛性に貢献しています。
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