【申請書の変更】学振DC,PDの申請書を添削した感想
はじめに2021年度の学振DC,PDの申請書の添削作業が終わりました。毎年、所属研究室や知り合いの学生の書いた申請書を読んでコメントを入れたり添削作業をしています。幸いにも、最近(ここ2-3年)は、私が読んだ申請書が採択されることが多く、おおそよの「申請書の書き方」がわかってきたところでした。今年から研究計画が最初にところが、今年は大きく申請書の内容が改変されましたね。私が大学院生のころから、「これまでの研究」→「研究計画」という順は、ほとんど変わらなかったのですが、今年から「研究計画」→「これまでの研究」という順に変更されました。これは、単純に記載内容の順序変更ではなく、申請書の審査結果に反映される研究計画の比重が増したと解釈できます。つまり、申請書の採択結果は研究計画の内容次第で左右されます。学振の申請書を書く方々は、研究室の先輩や知り合いの先生からいただいた申請書を参考にしながら、自分自身の申請書を書きあげるわけですが、今年は皆さん書き方に苦労したのではないでしょうか。特に、学振特別研究員(DC1)に初めて申請する大学院生の方々は、申請書の作成にかなりの時間を割いたと思います。研究計画書の作成に不慣れでしょうから、時間がかかるのは、ある程度は致し方ないと思われます。研究計画の立案は受入教員との打ち合わせが必須研究計画の内容は、専門外の研究者ではアドバイス困難ですので、受入教員と綿密な打ち合わせが必要でしょう。研究の状況や実験に関する具体的な方法に関する知識は専門家には到底及ばないからです。実際、私も専門外の申請書のコメントには毎回気を使います。「この実験より、他の方法を使
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