【うつ病】会社を辞めたいのに動けないあなたへ― 心が「止まってしまう」本当の理由と、そこから抜け出すための視点
「もう無理かもしれない」そう思う夜は、誰にも見えないところで静かに増えていく。疲れが限界に近いことも、自分でわかっている。でもいざ「辞める」という選択が現実味を帯びると、急に足がすくむ。生活は?将来は?周りの目は?後悔しない?そんな問いが、頭の中に渦を巻く。──辞めたいのに辞められない。その状態は、ただ迷っているのとは少し違う。心理的には「心が完全に守りの姿勢に入っている」状態だ。今日は、その動けなさの正体に、少しだけ踏み込んでみたい。あなたが弱いわけじゃない。むしろ、ずっと頑張り続けてきた人ほど、動けなくなりやすい。その理由には、ちゃんと説明があるのです。■ 1|“辞めたい” と “怖い” が同時に存在すると、人は固まる人の脳は、「危険だ」と感じると、逃げるか、戦うか、そしてもう一つ──固まる(凍りつく)という反応をする。辞めたい気持ちは、「これ以上ここにいるのは危険かもしれない」というサイン。一方で、辞めることは「未知への一歩」。未知は脳にとって“警戒すべきもの”として扱われる。つまり、今の職場=つらい辞める未来=怖い(未知)この二つが同時に襲ってくると、脳はどう反応するか。──固まる。動けなくなる。心理学ではこれを「アプローチ‐アヴォイダンスの葛藤」と呼ぶ。進みたいのに、近づくほど不安が強まり、ブレーキがかかる現象だ。あなたが今動けないのは、決して意志が弱いからではなく、脳があなたを守るために、行動を制限しているだけなのだ。■ 2|“辞める勇気”ではなく“疲れた心を休める許可”が必要多くの人が「辞めるには勇気がいる」と言う。でも本当の問題は、勇気の有無ではない。心の余裕が
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