ミスする子は、自分がミスをすると思ってない
『計算ミスはどうしたらいいですか?』
『ケアレスミスはどうしたら減りますか?』
こういう質問をよく受けます。
ミスをあまりしない子は、
自分はミスをすると自覚しています。
そのため、
『こうしたらケアレスミスは減るからやってみて!』
というアドバイスも、
沁みるように聞いてくれて直っていきます。
一方、
ミスの多い子は、
そもそも自分がミスをするとは思っていません。
そのため、
いくら効果的なアドバイスをしても、
右から左に聞き流されて、
ほとんど何も聞いていません、、、
ほとんど何も響きません、、、
ここにも
素直さや謙虚さが出てしまいますね。
では、どうするか?
自分がどれだけ同じミスをしているか、
具体的に指摘します。
一回指摘しただけでは当然直りません。
そもそも直す気がありませんからね。
私は
その子がミスをしやすい問題をプリントにまとめてやらせます。
そうすると、
本人の想像を絶するくらい❌が並びます。
❌も太く大きくつけます。
さすがに本人も凹みます。
この時が本人が
『直そうかな、、、』
と思うタイミングです。
ただ、
1回や2回では直しません。
直すということも忘れてしまいます。
根気強くやり続けるしかありません。
大人にも根性が試されています。
また、
模試で酷い点数を取った時に、
どれだけ自分がミスをしているか
を指摘するのも効果的です。
文字にすると簡単に感じてしまいますが、
子供の性格やしつけにかかわる部分なので、小手先の対応では直りません。
中学受験を通じて
もう一度しつけをし直すぐらいの気持ちで取り組んだ方が、いろいろなところが良くなってきます。
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