「国語教育 混迷する改革」紅野謙介 感想
読んだ本の感想を少しづつ発信していこうと思います。 これは読書感想文にしては中身が無いですし、書評と言うにはあまりにテキトーなので、どちらでもない「つぶやき」のようなものだと思って貰えれば幸いです。 今回は「国語教育」をテーマにした新書を読みました。 この本の論点は大きく3つあります・ センター試験の改革と出題される問題について・ 学習指導要領への批判・ 国語教育とは何か?その必要性についてこれらのトピックが批判的に、的確に述べられていました。感想としては、この国の「浅はかさ」たるや相当なものだな、と思いました。 AIとか、機械学習とか、Society5.0とか、様々な「バズワード」が世の中に飛び交っている。このことは誰もが知っています。 しかしそれ以上に恐ろしいものはいわば、「バズ思想」と呼べるような存在です。 例えば「読解力より文章を力を鍛えろ」「データリテラシーを鍛えろ」「プログラミングをやれ」「データサイエンスをやれ」などの、言説です。 これらはメディアやSNSなど、様々なところに跋扈していて、「ホリエモン」とか、「DAOGO」とかの、世間一般でいう「知識人っぽい人」によって拡散されています。 「書く力が大事」も、このような「バズ思想」の一種と言えるでしょう。 もちろん、データリテラシーは大切ですし、プログラミングもできたほうが良いです。しかし、何も土台のないところに、そんな応用的な知識が乗っけられるでしょうか。 プログラミングとは、情報科学における「アルゴリズム」の表現の1つです。プログラミングで様々な物を作ることはできます。ゲームや簡単なアプリも、今や素人が
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