運命の相乗効果 1-1
幸運の横取りと、幸運の漏れの防衛という、二つの事項を書いたが、他人の幸運を奪って這い上がるといずれパ0ナの××みたいに恨みが集まりろくな結果にならないから、用いない方がよい。しかし、集めればあのように巨大になるのだからすごいものだ。今後の展開を見守りはたして因果応報が正しいか、悪魔の論理が勝つのか観覧しよう。 ではどんな人間関係が人を幸せで豊かにするかについて述べる。 五行で例えるなら、相生と比和である。細かく言えば陰陽が入れ違っているものを濁るといい、同じものを清とする。これは淵海子平の鑑定方法であるけれども、具体的にどうなっているかを知るには社会に出ていろいろな取引をしてみないとわからないだろう。 まずは 1では、相生関係を述べていく。 片方が木の気、もう片方が火の気として、付き合い取引を始めるとして、火の方から見ると木生火になり、生じられる。火は旺盛になり運が増す関係である。では木から見たら運が減衰するということは前回も説明した。 ところで単純一気での鑑定ならこんなことになるが、火の気の人の中にも、水の気や、金の気が混在していて、この人の別の気が木の気の人の別の部分を生じていれば二人の間で気の善循環が起こり、二人とも運気が上昇していくという関係が出来上がる。 星で言えば、魁罡と日刃、天輪格と荼枳尼格の関係であり、癖のある者同士が円滑な関係になる。 具体的には、生産者と商人の関係などが簡単である。生産したものを、叩かずに引き取り売る商人、値崩れさせないため、その商人たち限られたところにしか納めない生産者。これは、作家と出版社、画廊と画家の関係でもよくある。 夫婦間でも、こ
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