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【カウンセラーとして、息子として】

 カウンセラーが、クライエントの「実現  傾向(人が、自分の持っている潜在的な  能力や自分らしさを発揮していく傾向)」  を解放するために必要とされているのが、  「3つの治療的パーソナリティ」である。  ①自己一致(自己概念と有機体的経験の  一致):自己概念は、自分をどう捉えて  いるのか、どうあるべきかという自分の  イメージ、評価であり、有機体的経験は、  有機体(生き物)として実際に経験して  いる自分自身で、簡単に言えば、自分の  思う通りの自分でいることが「自己一致」  ②無条件の受容(クライエントの経験を  一切評価せず温かく無条件に受け入れて  いる態度③共感的理解(クライエントの  考え方や気持ちを同じように感じながら、  その話を理解し伝え返す:世界を正確に  共有し、言語化・象徴化する)がそれだ。 ────────────────────  「自分自身の考えや気持ちを一旦心の器  の外に出す」姿勢が「無条件の受容」に  必要とされるということは先日も述べた。  心理カウンセラーが、立場上難しいのは、  友人や家族のように「ああすればいいよ」  「こうするべきだよ」と個人的な見解で  断定的なことを言えない、ということだ。  では、相手が友人や家族であれば個人的  見解を心置きなく言えるのか?と言えば、  必ずしもそうではないのではなかろうか。 ────────────────────  私の母は、現在81歳。以前は、頻繁に  私の自宅と実家を互いに行き来もしては  いたが、コロナ禍に加えて、最近、母の  足腰が急激に弱ってきて、マンションの  階段の昇
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