月節の変わり目の5日前後は天災などに要注意
月節の変わり目は天も地も人も、気の盛衰が激しく生じます。四季の変わり目となる土用月(1月・4月・7月・10月)は特に天地人の気の盛衰が著しく激しく生じます。それ故に、大きな天災、人災、事変、戦争、心身の不調などが発現しやすくなります。土用の作用とは陰陽の働きであり、全ての万物の生と死を司ります。土とは万物を腐敗させ土化し養分に変え、その養分は新たな生命を誕生させます。故に土用とは生と死の象意を意味し、始まりと終わり、光と闇、男と女、利と害、富と貧、愛と憎しみなど、万物に起こる全ての事象あるいは宇宙に起こる全ての事象の生(陽)と死(陰)を、無(0)によって表裏一体の真理に沿って支配しているといえます。春夏秋冬の変わり目は、いきなり春から夏に変化するのではなく、春の生々たる気が衰退しながら、煌々たる夏の気を誕生させ、春の気は眠りにつきます。季節とはこの気の盛衰(土用)を繰り返しながら、万物に誕生と変化と進化を与えているのです。ちなみに、昨今の四季は春夏秋冬の秩序が乱れているようで、土用の作用が生じず、冬からいきなり夏に変化するような季節の気の流れになっています。人も動物も植物もその地の四季の変化(土用)に従い順応し守られてきた生き物です。故に土用の働きがなければ、死は訪れても生は訪れことが無くなるといえます。万物は全て陰(-)と陽(+)が衝突し交わり合って新たな生命を誕生させるものです。故に四季の気の秩序が乱れれば、万物の生命は衰退し、やがては無(0)になるのではないかと私はそう思っております。四季以外の各月ごとにもこの気の盛衰(土用)が生じているため、各月節(旧暦)の変わり目の5
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