音の合わない楽団を救う指揮者
こんにちは!貴志太一です。たくさんの楽器が集まっているのに、なぜか美しい音楽が響いてこないオーケストラがあります。それぞれの演奏者はとても優秀で、自分の楽器を必死に鳴らしているのに、全体の音が噛み合わないのです。実は、現代の多くの企業が直面している採用の現場でも、これとまったく同じことが起きています。社内には素晴らしい技術や情熱があるのに、その魅力が外の世界に向けて正しく調律されていないのです。多くの会社が、名の知れた大企業ではないから、あるいは派手な実績がないからという理由で、採用難に頭を抱えています。しかし、私がこれまで多くの組織の内側をお預かりしてきた中で確信しているのは、独自の美しい音色を持たない企業などひとつもないということです。ただ、自社という楽団の良さを伝えるための楽譜の書き方や、求職者に届けるための音量の調節の仕方を知らないだけなのです。単に給与や勤務地といった条件だけを箇条書きにした求人広告を出すのは、音楽の楽しさを伝える代わりに、楽器の値段と演奏時間の数字だけを書いた紙を配るようなものです。それでは誰も、その楽団に入って一緒に演奏したいとは思いません。私がフリーランスとして行っている採用支援とSNS運用の仕事は、いわばこの音の合わない楽団に寄り添う指揮者のような役割です。企業が普段の仕事の中で当たり前に生み出している温度感や、働く人々の誠実な背中を丁寧にすくい上げ、SNSという広大なステージの上で心地よいメロディとして響かせます。採用とは、最初から形が決まっているジグソーパズルの足りないピースを機械的にはめ込んでいく作業ではありません。本当の採用の面白さは、
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