絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

5 件中 1 - 5 件表示
カバー画像

家族ケアをする人のレスパイト(福祉サービス編)

「レスパイト」をご存じでしょうか。 言葉の意味では「休息」「一休み」です。 福祉の世界では、介護対象者を施設で一時預かりすることで、その間在宅でケアを請け負っている人にゆっくり休息を取ってもらう、という意味で使います。 高齢者介護に限らず在宅で家族のケアをしている人には等しくレスパイトが必要です。 特に家族の精神障害のケアをしている人のレスパイトについて考えてみました。 1.一般的なレスパイトサービス 原則65歳以上の要介護認定を受けた人には、介護保険サービスの「デイサービス」が利用出来ます。 これは日中介護施設で対象者を預かってくれるサービスです。または「ショートステイ」といって宿泊込みで短期間預かってくれることもあります。 目的としては対象者のリハビリテーションですが、その間自宅では介護の必要が無いため、ケアする人は休息をとることが出来ます。 ただし、これは高齢者対象です。 64歳以下のうつ病等の精神障害者は対象外です。 精神障害者を対象とした直接的なレスパイトサービスはありませんが、精神障害者の家族にもレスパイトは必要だと考えています。 2.レスパイトサービスに代わるサービスは? 介護保険のように「レスパイト」と名がついた支援はありませんが(もしもあったら申し訳ありません。私の勉強不足です)、それに代わるサービスはあります。 要は、精神障害者を一人にせず、家族が付きっきりにもならずにいられる時間を作ることが必要なのです。 本人の回復度合いに拠りますが、該当するのは以下のようなものです。 ①生活介護常時介護を必要とする障がい者が主に昼間において施設などで入浴、排泄、食事の介
0
カバー画像

ピア仲間の持つ意義

うつ病をはじめとして、メンタルな病気になった家族を持つ者同士で繋がることは、色んな点でメリットが考えられます。 家族同士も「ピア」なのです。 どんなメリットが考えられるでしょうか。 また、ピアとしてつながる上で、守るルールは何でしょうか。 1.ピアのメリット ①孤独、孤立の解消 家族が精神疾患になると、同居家族は強い孤独感と孤立を感じます。▲一番身近な人が病気だから、頼れない。 ▲自分にも専門的知識はない。 ▲誰に相談すればいいか分からない。教えてくれる人もいない。 ▲どんな問題も全て自分が解決しなければいけない。 と考えてしまいます。 その時、似たような経験や立場にいるピア仲間と繋がることは「一人ではない」という連帯感を感じることが出来ます。 ②経験の共有 本などで勉強しようとしても、実際の生活の中で感じる 「この先どうなるんだろう」 「この問題の解決方法はあるんだろうか」 「助けになるヒントが欲しい」 という具体的な要望に応えてくれるものは少ないです。 自分より先に経験している人の話は、大きな手助けになります。 ③自己開示/自己受容 家族の病気についてどう思っているか、自分が今出来ていることは何か、もっとやらなければいけないことがあるのではないか、など。 家族の悩みは尽きませんが、それを人に話すことも難しいし、しづらいものです。 ですが、実際に困っていることを他者に話すことは、直接的なアドバイスや助けを得られなかったとしても、自分の中で大きな変化や気づきに繋がります。 言葉に出来ることで、自分で自分を受け入れることが出来るようになります。 ただし内容が内容なだけに、誰にでも
0
カバー画像

精神疾患患者の家族の方へ:辛いと言えてますか?

「うつ+家族+役割」でウェブ検索すると、うつ病患者の家族に対して「~してはならない」「~しましょう」のような情報がたくさんヒットします。 しかし、実際に生活していると、本人から攻撃されたり傷つけられることも少なくありません。家族が常に「する側」というわけではないのです。 1.精神疾患は攻撃的になることもあるうつ病に限らず精神疾患を患うと、心も体も不安定になります。 本人もそれを持て余してしまい、時にその「どうにもならなさ」が、一番近くにいる家族への攻撃になることがあります。 暴言だったり、暴力だったり、破壊的な行動だったり。 多くの家族への助言は、「それは本心ではないのです、病気が言わせているのです」という「本人と症状の分離」をすすめます。 もちろんその通りで、家族が傷つけば後から本人も後悔するでしょう。 本心でないことは分かっていても、だからといって受けた痛みや恐怖が軽くなるわけではありません。我慢するための理由が増えるだけです。 2.いつまで我慢する?病気に限らず、心が追い詰められれば、人は冷静な判断が出来なくなります。 平常時なら言わないようなことも言うし、します。言葉で表現されることもあれば、体を使ってくることもあるでしょう。 体の傷はいつか癒える、と言いますが、攻撃されたときに受けた恐怖は消えません。 本心ではない、と十分に分かっていても、我慢するには限度があるのです。 しかし、我慢に限度がある、ということを、周囲は気づきません。3.本当の精神病者の家族の役割とは心の病になった人と一緒に生活するとき、家族のやることは、ただ労わっていればいいわけではありません。 現状
0
カバー画像

人間関係は旬なもの

このブログは、私が経験した「うつ」と 今現在うちの旦那が患っている「うつ」の状態から考える 自分の心と上手にお付き合いするための参考になればと思って書いています。人付き合いの選択に集中するときはっきり言って人付き合いは「わずらわしい」ことばかり。「うつ」は違う自分になるチャンスだからこの「うつ」時期はこれから生きていく中で一緒にいる人をしっかりと選んでいきましょう。流れるように人と付き合うんじゃなくて人とに距離を自分で選択していきましょう。感情に任せて人を選ぶなんてできない?感情に任せて人を判断するなんてできない?あの人好きあの人嫌い本当は「あの人嫌い」なんて言ってはいけないって大人なあなたは考えてしまうかもしれないけれど、でもあなたの本音は「あの人嫌い」の一言でしょ。そのあなたの本音の基準で自分の為だけに自分が心地いいと思える人だけを選んでみましょ。好き嫌いでこれから付き合う人を選んでいいんです。これからずっと付き合える人かどうか本当にあなたにとって必要な人かどうか自分を抑え込んでまで付き合っている人はあなたの周りからいなくなってもいいんです。人間関係は旬なものですから。
0
カバー画像

訪問看護ってこんなことをしています

私は、今訪問看護ステーションの相談員をしています。訪問看護なので、医療的な処置が必要な方へ、看護師が自宅に行き、・薬の内服管理・全身状態の観察・入浴介助・巻き爪などの爪切り・インスリン注射対応・点滴の対応・ガン末期の方へのケア・在宅酸素の確認・留置カテーテルの管理など、医療的な処置がまだまだあります。その中で、看護師たちは処置だけではなく、家族ケアも含めたケアを心がけています。利用者さんだけが、状態が良くなったとしても家族としては、今後、どうしたら気分が晴れていくのだろう。自分のことも相談をしたいけど、利用者さんだけだから、、と遠慮がちになってしまい、自分のことを伝えられないこともあると思います。そのケアを今、私相談員の立場として電話で対応しています。その中で、話すことによって、自分がこんな気持ちだったことに気づけた人やもいます。何かアドバイスをもらいたいだけではなく、ただただ話しをしたいだけでも良いです。また、介護士の方で現役で働いているけど、家族ケアが分からない。人間関係で困っている。職場の悩みでも良いので、相談してみませんか?職場の人に話すと何となく、後味が悪かったり、解決しない。スッキリしない。なんて方もおススメです。読んでいただきありがとうございました。
0
5 件中 1 - 5
有料ブログの投稿方法はこちら