社会を眺める望遠鏡
しばらくサッカーの数学のゲームへの応用、その名もゲームマティクスだ!...なんて風に熱を上げてやっていたのですが、ゲームが終わった後の疲労感で何もできなくなるのでしばらく触らないことにします。素人考えですが、補足として純粋に数学的な対象として考え続ければ一人の作るボロノイ領域の平均面積を考えてランチェスターの第二法則を導出したりできるかもしれませんし、空を舞台にしてボロノイ領域を考えるとこれは立体ですから、3 乗則のようなものが導けるかもしれません。なので、応用数学としては面白そうな題材であることは強調しておきます。ということで、ブログのネタは他にないかと本屋さんを探してみると鳥海 不二夫(編著), 他 13 名(著). (2021). 計算社会科学入門.: 丸善出版.を見つけることが出来ました。目次の中にはヒット現象の解析などがあり、興味深い話題の学術的な解説書になっているようです。そしてこのような分野が現在発展している一つの要因として紹介されていたのが、SNS という “「社会望遠鏡 (Socioscope)」” の登場です。望遠鏡の発明以降の天文学の発展を考えると、これから計算社会科学というのも物凄い速さで研究が進んでいくような気がしています。プロデュース業のようなものに影響が出てくるようになるかもしれませんね。買ったばかりで全然読めていませんが、面白い話題があれば紹介したり、ゲームマティクスのように思い付きの応用を考えたりしたいと思っています。乞うご期待。
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