成長を求める人ほど、リベラリズムに違和感を抱く理由
儒教・武士道 vs 近代リベラリズム──その選択が人生の質を決める。「近代リベラリズム」とは、個人の選択と寛容を重視する、主に欧米で発展した現代的な価値観です。
一方、日本では古くから儒教や武士道といった思想が重視されてきました。もしあなたが「人間的な成熟そのものに価値を感じる人」であるならば、近代リベラリズムとは距離を取った方がよいかもしれません。
理由は単純です。
両者は、そもそも目指している社会像が異なるからです。
儒教や武士道が目指すのは、「社会の成熟」です。
そこでは人は学びと修養によって内面を高め、ルールへの依存を減らしていくことが理想とされます。
一方、近代リベラリズムが目指すのは、「ルールによって多様な個人を調整する社会」です。
価値観の成熟度に関わらず、誰もが自由に生きられることを前提としています。
これから、その違いを順を追って整理します。
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気づいていますか?社会が「未成熟」を前提に動いていることに実はリベラリズムは1970年代以降、大きく性質を変えてきました。
それまでの道徳・宗教・伝統・常識といった枠組みからの解放が強く主張されるようになったのです。
この「解放」の対象には、儒教や武士道も当然含まれます。
両者の根本的な違いは、「理性」と「自由」の捉え方にあります。
共通しているのは、本能や衝動のままではなく、理性によって自己を制御すべきだという点です。
しかし、その理性の理解が異なります。
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