防水工事の裏側——施工業者の「得意・不得意」を見極める方法
防水施工業者はどこも全ての種類の防水工事ができると思われていますか? 実は得意不得意があります。 今日は、あまり防水業者さんが知られたくない話をします。 今までの記事で書いてきたように防水層の種類は ・アスファルト防水 ・塗膜防水 ・シート防水 などがあります。 これ、実は全ての防水層の種類を自らが抱えている職人で施工できるところはほとんどありません。なぜなら、全ての種類の職人を抱えるのは非効率だからです。 普段の仕事が塗膜防水が多い地域や仕事先だと、塗膜防水の職人だけ抱えて、他は外注に出します。アスファルト防水やシート防水も同じ。こうなると防水業者の先に、職人集団の会社が存在するようになります。 あちこちの防水施工業者の仕事を受ける「塗膜防水施工の専門会社」「シート防水施工の専門会社」「アスファルト防水施工の専門会社」です。 なぜこれが「あなた」に関係あるのか? 「窓口の業者が誰に頼んでも、綺麗に直ればいいんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、ここには無視できない2つのリスクが隠れています。 「中間マージン」による費用の跳ね上がり 窓口の業者が不得意な工法を外注した場合、当然そこには利益や諸経費が上乗せされます。あなたが払う100万円のうち、実際に工事に充てられるのは50万円……なんてことも珍しくありません。 「提案の偏り」が発生する 一番怖いのがこれです。業者は自社の職人でできる工法(=利益率が高い工法)を優先的に勧める傾向があります。 本当は「アスファルト防水」が最適な屋上なのに、自分の会社にアスファルトの職人がいないからという理由で、「ウレタン塗膜防水」の
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