3月病とは?
3月になると、なぜか気持ちが落ち着かない。やることは山ほどあるのに、やる気が出ない。朝がつらい。なんとなく不安で、心がそわそわする。そんな感覚を抱いたことはありませんか。それはもしかすると「3月病」と呼ばれる、季節特有の心身の不調かもしれません。もちろん「3月病」というのは正式な医学用語ではありません。でも、日本の3月という時期を考えると、不調が出やすいのはとても自然なことなんです。今日は、そのなりやすい要素と、無理をしない対策についてお話ししますね。3月は、日本では特別な区切りの月です。卒業、異動、転職、引っ越し、子どもの進学準備。環境が大きく変わる“直前”のタイミングですよね。実はこの「まだ何も起きていないけれど、これから変わる」という状態が、心にとって大きな負担になります。これを心理学では「予期ストレス」と呼びます。実際に問題が起きていなくても、脳は未来を想像し、不安や緊張を先取りしてしまうのです。さらに3月は年度末。仕事では決算や締め切り、引き継ぎなどが重なりやすく、「今月だけは頑張らないと」という空気が漂います。責任感が強い人ほど、自分を後回しにして走り続けてしまいます。そこへ追い打ちをかけるのが、季節の変化です。冬から春へ移行するこの時期は寒暖差が激しく、気圧も不安定。自律神経が乱れやすく、だるさ、頭痛、不眠、胃腸の不調といった症状が出やすくなります。つまり3月は、「環境ストレス」「仕事ストレス」「気候ストレス」が同時に重なる、ちょっと過酷な季節なのです。こんな状態が続くと、やる気が出ない、集中できない、イライラしやすい、涙もろくなる、眠りが浅いといった変化が現れる
0