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「誰かの心にそっと残る ーことばのお守りー の話」

あるワークショップでね、カードを引いてくださいって言われたの。引いたカードには「どうせ私は素晴らしい」って書いてあって、私、ちょっとハッとしたんだよね。「どうせ」の後って普通、否定的な言葉が来る気がするでしょ?でも、そのカードは違った。何があったとしても、良い時も辛い時も素晴らしいんだよって。。。講師の方に「素敵なカードですね」って言われて、なんだかふわっと胸に入ってきたの。――どんな時でも、あなたはどうせ素晴らしいんだよ。――それを心の中でつぶやきながら帰ったら、その言葉が少しずつ自分の中に入ってきて。いつの間にか、そのカードは私のお守りになってました。ある日、ずっと泣きながら自分を責めている患者さんが来てね。私は迷ったんだけど、名札の中からそのカードを取り出して、「これ、ちょっとお守りにしててね」と渡したの。本当は「貸すつもり」で伝えたんだけど、次に会ったときにその話は出なくて。でもそうしたら、半年後に「息子と一緒に時々見てます」って言われて、なんだかすごく嬉しくなったんだ。思えば、あのカードをずっと独り占めしておく必要はなかったのかも。誰かに渡すことで、また別の誰かの心の中で温かさになっているかもしれない。そう思うと、なんだか気持ちがふんわり軽くなるんだよね。今はただ、あのカードがどこかで誰かの心をそっと包んでくれていたらいいなあ、って思っています。こういう小さな言葉のお守りって、私にとってもすごく大事なもの。もし今ちょっと心が疲れてるな…って思う日があったら、ゆるくおしゃべりするみたいな感じで話してみませんか?気軽にお話できる時間、用意していますよ。
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どうせ私は素晴らしい、という言葉の話

数年前、私はあるワークショップに参加しました。そこで引いたカードに書いてあった言葉が、「どうせ私は素晴らしい」でした。帰り道、声に出してもいいし、心の中でもいいから、この言葉を言いながら帰ってください、と言われました。「どうせ私は素晴らしい」何度も、何度も。最初は正直、しっくりきたわけではありません。でも、言い続けることで、少しずつこの言葉が自分の中に染みていく、そんなふうに言われたんです。そのカードを、私は名札の裏に入れて、お守りのようにずっと持ち歩いていました。ある日、カウンセリングの中で、ずっと泣いている患者さんがいました。その方の前で、私は名札の裏からそのカードを取り出しました。「どうせ私は素晴らしいんだよ」そんな話を、静かにしました。そして、その瞬間、このカードを“貸してあげよう”と思ったんです。「今日、これをあなたにお渡しします。時々これを見て、『どうせ私は素晴らしい』って思ってみてください」そのカードは、私にとっても大切なものでした。正直、返ってくると思っていました。でも、その後、カードの話題は出ないまま、半年ほどが過ぎました。ある日、勇気を出して聞いてみました。「あのカード、どうなってる?」するとその方は、「息子と一緒に時々見ています」そう言ってくれました。「どうせ私は素晴らしいって、一緒に見てます」その言葉を聞いたとき、あぁ、よかったな、と思いました。カードは私の手元には戻ってこなかったけれど、あの人の手元にあるなら、それでいい。その時、心からそう思えたんです。その後も私は、いろんな患者さんとお話しする中で、この言葉を時々、口にしていました。「どうせ私は素晴ら
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