"給料は我慢の対価"だと思っていた
この記事はフィクションですが、カウンセラーは実在し個人カウンセリングを提供しています
クライエント: ユミコ(女性)________________________________________
休職3ヶ月目の違和感
ダイキ「今日はどんなことを話したいですか?」
ユミコは少し考えてから、ゆっくりと口を開いた。
ユミコ「最近、変なことを考えるんです。休職して3ヶ月経つんですけど...なんていうか、仕事のことを考えなくていい生活って、こんなに楽なんだって」
彼女の声には、安堵と同時に、どこか罪悪感が混ざっているように聞こえた。
ダイキ「楽、なんですね」
ユミコ「はい。朝、目が覚めても胃が痛くないし、日曜の夜に憂鬱にならないし。でも...」
彼女は言葉を濁した。
ダイキ「でも?」
ユミコ「でも、それっておかしいですよね。働くのって当たり前のことなのに、働かなくて楽だって思うなんて。私、社会人として終わってるんじゃないかって」
沈黙が流れた。ユミコは膝の上で手を握りしめている。
ダイキ「ユミコさんにとって、働くってどういうことでしたか?」
「我慢すること」が仕事だった
ユミコ「どういうこと...ですか」
彼女は少し戸惑ったような表情を見せた。おそらく、そんなことを聞かれたのは初めてだったのだろう。
ユミコ「えっと...お金をもらうこと、ですかね。生活するためにしなきゃいけないこと」
ダイキ「お金をもらうために、何をしていましたか?」
ユミコ「営業です。法人向けの。新規開拓がメインで...」
彼女は言葉を探すように天井を見上げた。
ユミコ「正直、毎日きつかったです。断られるのが怖くて、
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