支える人の心がすり減るとき🍀
介護が長くなるほど、しんどさの重心は「体」から「心」へと移っていきます。最初のうちは気力もあり、「私がしっかりしなきゃ」と前を向ける。でも、何年も続く介護の中で、誰にも言えない孤独や罪悪感が静かに積もっていくのです。たとえば・母が怒鳴っても、もう怒り返す気力もない。・一日が終わっても、「何もしていない気がする」。・自分が笑うことに、罪悪感を覚える。こうした心の疲れは、外からは見えません。けれど確実に、介護者の心をすり減らしていきます。介護うつ、という言葉があります。それは特別な人だけがなるものではなく、誰にでも起こり得ることです。介護をしていると、つい「自分はまだ大丈夫」と思ってしまう。でも本当は、「泣いてもいい」「休んでもいい」「助けを求めてもいい」。一人で抱え込まないことが、何よりも大切なんです。そしてここでもまた、女性が抱えやすいのが「責任感」と「罪悪感」。「お嫁さんなんだから」「娘なんだから」そんな言葉が、知らないうちに心を縛ります。介護は、家族の誰か一人が背負うものではなく、みんなで支えるべきもの。血のつながりだけで完結させようとすると、共倒れになってしまうこともある。だからこそ、「助けて」と言える社会をつくることが大事なんです。
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