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丙午の火に祝福されて

廉清生織のブログの部屋へようこそこの部屋は心の奥に眠る本当の声が目を覚ます場所静けさの中で新しい年の気配が満ちていく夜明け前の空に見えない火が息づいているそれは破壊の炎ではなく迷いを焼き 恐れを溶かし魂をまっすぐに整える火丙午の初日強さを試すためではなくあなたの覚悟と優しさを思い出させる朝傷ついたことのある人ほど人に光を手渡せる立ち止まったことのある人ほど未来を選び直せるこの炎は失うために燃えるのではない手放し 軽くなり本当に必要なものだけを胸に残すために燃える火を恐れず光として迎え入れたとき希望は形を持ち道は自然にひらかれていく今日という始まりは終わりではなくあなたがあなたとして一歩を踏み出し 輝く合図丙午の炎と共に何度でも立ち上がり何度でも輝いていい道は一つでは無いから
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輝きの火を胸に迎える新しい朝

廉清生織のブログの部屋へようこそ新年のお慶びを申し上げます夜明け前静かな空の奥でまだ名もない光が息をひそめて待っている丙午の年は燃え上がるためではなく自分の内にある消えない火を信じる年誰かと比べなくていい昨日の自分を責めなくていい小さな震えのような想いこそあなたの「輝き」のはじまり迷いも涙もすべて抱えたままそれでも前を向いた瞬間魂は確かに光を放つ幾多の夜を越えてきたあなたへ今年は遠くを照らす炎ではなくそっと道を示す灯りとして自分自身を信じて歩いていこう新しい年があなたの心に宿る輝きをやさしく世界へと導いてくれますようにあなたの内なる光が恐れに曇ることなく真っ直ぐ未来を照らしますように
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迷うってことは、優しくありたいってことだから

文化祭が終わって数日。学校のざわめきはいつもの日常に戻っていた。だけど、柚の心には、まだあの日の光が残っていた。あのオレンジ色の照明。新くんのピアノの音。そして、舞台袖で感じた“誰かを照らす喜び”。それは、胸の奥でずっと消えない灯りになっていた。放課後の音楽室。窓から差し込む光が、静かに鍵盤を照らしている。柚はそっと扉を開けた。ピアノの前には、新くんがいた。「……また来たんだね」「うん。あの曲、もう一度聴きたくて」彼は少し笑って、鍵盤に指を置いた。優しい音が流れ始める。それはあの日の曲──けれど、どこか違っていた。新しいフレーズがひとつ、加わっていた。「これ……続き?」「うん。君を見てたら、浮かんだんだ」「私を?」「君の光、ちゃんと覚えてる。 あのオレンジ色の照明、 僕の音よりもあたたかかった」柚の胸が、ふわりと熱くなった。その言葉を聞くだけで、あの日の夕焼けが、心の中にもう一度広がっていく。音が静かに止まる。新くんが顔を上げて、少し照れたように言った。「ねぇ、柚。 人の気持ちに敏感なのって、すごい才能だと思う。 柚は、僕なんかよりずっと、人の心の音を聴ける人だよ」柚は目を伏せた。「……でも、まだ怖いときもあるよ。 相手の気持ちに飲み込まれそうになるし、 自分の心がどこにあるか分からなくなるときもある」「それでもいいんじゃない?」新くんは言った。「迷うってことは、優しくありたいってことだから」その言葉に、柚の視界がゆっくり滲んだ。涙じゃない。ただ、胸の奥がじんわりとあたたかくなる感覚。「ねぇ、新くん」「ん?」「わたし、少しだけ夢ができたかもしれない」「夢?」「うん。人の“光”を
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