スマホ録音で失敗しないための基本 ~係争・トラブル時に「使える記録」を残すために~
トラブルや係争の場面では、「言った・言わない」を防ぐ手段として録音が有効です。しかし実際には、「音がこもっている」「雑音で会話が聞き取れない」といったケースが少なくありません。これまで多数の文字起こし案件に関わってきましたが、正直なところ、完璧に起こせる音声はむしろ少数です。こちらで可能な限り補正は行いますが、限界があります。当然ながら、録音は「聞き取れてこそ意味がある」ものです。特にスマートフォンでの録音は手軽な反面、扱い方ひとつで品質が大きく変わります。本記事では、特別な機材を使わずに実践できる、最低限押さえておきたい録音のポイントを整理します。録音の質は「距離」と「向き」で決まる録音の出来は次の3点でほぼ決まります。・相手との距離・マイクの向き・スマホが安定しているかこの3つを意識するだけで、録音の成功率は大きく向上します。近年のスマートフォンはマイク性能自体は十分です。問題は性能ではなく使い方にあります。・遠くから録る・マイクが逆を向いている・ポケット内で動いているこうした状態では、どの機種でもまともな音は録れません。「マイクの場所」を意識する録音において重要なのは「どこに置くか」です。理想は、相手の声を遮らず、かつ距離が近い位置です。有効な配置は以下の通りです。・胸ポケット(マイクを相手側に向ける)・バッグ上部(開口部を相手側にする)・テーブルに自然に置く(相手寄りに)一方で、避けるべき配置もあります。・ズボンのポケット(音がこもりやすい)・カバンの底(音が届きにくい)特にズボンのポケットは距離が遠く、服が擦れる音が入りやすいため、録音品質が落ちやすい典型例です。緊急
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