共感を超えて「信頼」でつながる─小林正観さんの本から学んだ、著者と読者の理想の関係
私が小林正観さんの本に出会ったのは、正観さんが亡くなられてずいぶん経ってからのことでした。
年間250冊ほど本を読む私ですが、なぜかそれまで一度も手に取ったことがなかったのです。
それが、ある不思議な“ご縁”から一気に引き寄せられました。
当時、私はある算命学の学校の代表の方の仕事を手伝っていました。
毎回ゲストを迎えて対談を行い、その原稿をまとめるのが私の役割です。
ある日、そのゲストとして登場されたのが——なんと小林正観さんの奥様でした。
代表の方と小林正観さんは、高校時代のクラスメイト。
そのご縁で実現した対談でした。
このとき、私は強い直感を覚えたのです。
「これまで一度も読んだことがなかったのは、このタイミングで出会うためだったのかもしれない」
コロナ禍で深く読みふけった「ありがとう」の思想
その直後、世の中はコロナ禍に突入。
外出もままならない中、私は小林正観さんの著書を次々と読み始めました。
ページをめくるたびに、心が静かに整っていくのを感じました。
小林正観さんといえば、「ありがとうを言い続ける」という言葉が象徴的です。
「ありがとう、ありがとう、ありがとう……」と何度も唱えていると、
神様が“こんなに感謝しているのに何もしていないな”と気づいて
良いことを与えてくれる——そんな教えです。
最初は少し不思議にも思えましたが、
実際に「ありがとう」を意識して生活してみると、
人との関係も、物事の流れも、少しずつ変わっていくのを感じたのです。
人生のシナリオは、自分で書いて生まれてくる
もうひとつ、私の中で深く残っている言葉があります。
それは「人生のシナリオは、生
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