「印象がいい」だけでは信用にはならない──自費出版トラブルから考える、本当の信頼のつくり方
先日、ある投稿を目にしました。
それは、自費出版で本を出した方の体験談でした。
「ついに本が出版されました!」
というおめでたい報告から始まっていましたが、その数か月後──
「電話をしても鳴りっぱなし」「担当者と連絡が取れない」
そんな悲痛な報告へと変わっていたのです。販売ページを見ても在庫はわずか5冊。
売れたのは親戚や知人が買ってくれた10冊だけ。
払った金額は130万円。
当然ながら書店には並ばず、広告も打たれず。
出版という夢は、一瞬で「現実」に引き戻されてしまいました。
投稿者はこう書いていました。
「本を出せた嬉しさよりも、悲しさのほうが大きかった」
お金を失っただけでなく、“人への信用”まで失ってしまった──
そんな結末を読んで、私は胸が痛みました。
「感じがいい」ことと「信用できる」ことは違う
この投稿の中で印象的だったのは、担当者の“最初の印象”です。
とても人当たりが良く、話を聞いてくれて、共感してくれて、
「あなたの本には可能性があります!」と背中を押してくれたそうです。
しかし契約を済ませた瞬間、対応は一変。
原稿の修正依頼には応じず、出版後のサポートもなく、
最後は連絡が取れなくなってしまった。
つまり、「感じがいい」は入口に過ぎず、
そこに“中身”や“責任”が伴わなければ信用にはならないのです。
私も長く出版の世界にいますが、
「印象がいい人」が必ずしも「信頼できる人」ではありません。
むしろ、出版業界の裏を知らない人ほど、
その「感じの良さ」に惹かれてしまうのだと思います。
出版の裏側を知る努力をしてほしい
これは出版に限りませんが、
「知らないこ
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