どうすればいいのか不安になるときに✦Lunaの森でお茶をすると…Vol.11
「Lunaの森でお茶をすると…」
そこは、見えない存在たちと静かに向き合いながら、
自分の心の奥に触れていく場所。
________________________________________
空は、薄く曇っていた。
太陽は雲に遮られ、春のはずなのに、どこか肌寒い。
やわらかな光は遠くにあるのに、
ここにはまだ届いていないような、そんな空気。
私は静かに、カフェLunaの扉を開けた。
中は少しだけ暗く、落ち着いた照明が、ゆるやかに空間を包んでいる。
窓の外を見ると、湖の向こうには、かすかに陽が差しはじめていた。
水面には、ヒドリガモがゆっくりと浮かんでいる。
その穏やかな動きとは裏腹に、心の中は、まだ落ち着かないままだった。
席に座り、息をつく。
「……どうすればいいのかな?」ふと、そんな言葉がこぼれる。
何かを変えたいと思っているのに、すぐに動けない自分がいる。
前に進みたいのに、どこかで立ち止まってしまう。
そのことが、少しだけ、歯がゆかった。
そのとき、カフェの奥に、静かな気配が現れる。
ゆっくりと視線を向けると―
そこにいた。
光を織り込んだようなドレスをまとった精霊。
その手には、小さな籠。
中には―
三つの頭を持つ、不思議な鳥が一羽。
その精霊は、まっすぐにこちらを見つめ、静かに口を開いた。
『その不安は、どこから来ているのかしら』問いかけは、やさしくも、鋭かった。
「……分からない」
そう答えながらも、胸の奥がわずかにざわつく。
『本当に?』
その一言に、思わず視線を逸らす。
「……もしかしたら、自分に自信がないからかも」
『いいえ、それだけではないわ』
静か
0