デザイン vs アートを語る ~ コンセプチャル・イラストの紹介
ブログ開設にあたって…カーデザイナーとして自動車メーカーに長年勤めた後、自分の表現にこだわり作家に転身。かれこれ2年ほど個展やグループ展、アートイーベントへ出展した経験を踏まえて感じた事、学んだ事を残していこうと思います。また、私の作品とそこに込めた思いも紹介していきたいと思っています。横尾忠則氏の画家転身大変古い話で恐縮…。1980年、世界的グラフィックデザイナーの横尾忠則さんが、突然画家への転向宣言をした。私がデザイナーを志して芸大に入学した年だ。アートの本質やデザイナーの役割等、イロハも未だ知らぬ時だ。「何が変わるんだろう?」彼ついて詳しいわけではなく、ただ絵画的でセンセーショナルな画風である認識はあった。それ故その真意を掴みかねて不思議に思ったのである。その時ニュースでもかなり大きく取り上げられ、私の記憶にも強く残った。デザイン志望の学生には興味深い事象だったのかもしれない。デザインするということ…私、決して真面目ではなく、優秀には程遠い成績で学生生活を終えて、運良く自動車メーカーのデザイナーとして雇われた。思えばデザインの本質、デザイナーの役割を学校で教わった記憶が無い。もしかしたら教授は、入学して間もない頃に具体的実例を挙げながら丁寧に説明してくれたのかもしれないが。私はクラスメイトになった隣の女子の気を引くのに忙しくて、それどころじゃなかったのかもしれない。デザインを生業として先ず思い知ったのは"クライアント"が居るということだ。当たり前である。ただ学生気分が抜けていない若造は、スケッチワークという楽しい作業にただ夢中で、「なかなか上手いじゃないか」などと上司に煽
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