自分の心に対処する、この発想があなたを救う
感情に振り回されない人は、こころがよわい?「自分の心に対処する」ことは、その時の感情に振り回されることであり、感情に振り回される人は「心が弱い人」ではないか? そんなんじゃいけない。強くならなきゃいけない。とにかく、ポジティブでなければいけない。悩んじゃいけない。そう考える人は多いと思います。
対して、アスリートや芸術家、音楽家など、あらゆる分野で自分のパフォーマンスを最大限に発揮する人や良い人間関係を築ける人、自己実現をしている人にはある共通点があります。
それは、心が強いというよりも適応力が高いということです。めまぐるしく変わる状況や環境に上手に適応していける人が自分の持っている潜在能力を発揮し、高いパフォーマンスを維持できるのです。
パフォーマンスとは、そもそも何でしょう?
パフォーマンスとは、主に二つの要素から成り立っています。
一つ目は、「何をするのか」という行動の内容、二つ目は、「どんな感情で行うのか」という心の状態です。パフォーマンスを決定づけるこの二つの要素には、脳の二つの機能が深く関わっています。それが、「認知機能」と「ライフスキル機能」です。脳の「認知機能」が行動の内容を決め、「ライフスキル機能」が心の状態を整えていくのです。ライフスキルとは、自分の願望を実現したり、自分らしく生きるための「心の技術」です。スピリチュアルなものとは違います。このスキルを高めることで、心の状態を整え適応力を高め、パフォーマンスを最大限に発揮することができます。
何が正しい、間違っているという考えではなく、心の筋力をつけながらやわらかな発想を取り戻したいものです。自分の心に対処す
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