【心理療法の解説⑨】遊戯療法-子どもの心を癒す“遊び”の力
いつもご覧いただき、ありがとうございます。今日は心理療法の解説シリーズの9回目です。遊戯療法(プレイセラピー)について解説します。1 「遊び」が子どもの心を映す鏡に子どもが言葉で気持ちをうまく伝えられないことは珍しくありません。特に不安や怒り、寂しさといった感情は、大人と同じようには表現できません。そんなとき、子どもは「遊び」を通して心を表現します。遊戯療法(プレイセラピー)は、そのような子どもの内面を理解し、心のケアを行う心理療法です。2 遊戯療法ってどんなもの?遊戯療法とは、臨床心理士などの専門家が遊びを通じて子どもの感情や行動の背景を読み取り、安心できる環境で心の整理を手助けする方法です。たとえばおままごと、粘土、絵画、積み木などが使われます。言葉にならない気持ちも、遊びを通じて表面化しやすくなるのです。子どもは遊びながら、自分自身を見つめたり、ストレスを解消したりすることができます。3 どんな子に向いているの?遊戯療法は、発達に特性のあるお子さん、不登校、親との関係で悩んでいる子、トラウマ体験を持つ子など、さまざまな子どもに対応できます。無理に話させることはせず、子どものペースで進めるので、「うまく話せない」「人と関わるのが苦手」という子にも適しています。4 おうちでできる“遊戯療法的かかわり”とは?専門家による遊戯療法に加え、ご家庭でも遊びを通じた心のサポートは可能です。大切なのは「評価しない」「自由にさせる」「一緒に楽しむ」という姿勢です。たとえばお絵かきをしているとき、「うまいね」「下手だね」などの評価をせず、ただ一緒にその世界を楽しんであげること。それだけでも、
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