なぜ人は占いに依存してしまうのか?判断軸を外に置く構造について
1. 依存は弱さではなく「構造」で起きる「占いに依存してはいけない」と言われることがあります。しかし私は、依存そのものを性格の弱さとは考えていません。依存は、ある構造の中で自然に起きる現象です。不確実性が高い状況、選択肢が多すぎる状況、失敗の責任を負いたくない状況。こうした条件が重なると、人は判断を外部に委ねやすくなります。これは心理的な防衛でもあり、合理的な反応でもあります。2. 判断を外注すると何が起きるのか判断を外部に委ねること自体は、必ずしも悪いことではありません。専門家に相談することは、合理的な行動です。問題は、「最終判断」まで外注してしまう構造です。その構造では、次のようなことが起きやすくなります。・選択の理由が自分の中に残らない・結果が思わしくないとき、修正点が見えない・常に次の答えを求め続ける状態になるこれは占いに限らず、あらゆる助言サービスに共通します。3. 四柱推命は「答え」ではなく「前提条件」を扱う私が四柱推命で見ているのは、未来の確定事項ではありません。扱っているのは、・どのような状況で判断を誤りやすいか・どの環境で負荷が蓄積しやすいか・どの傾向が極端に出やすいかいわば「判断の前提条件」です。前提条件が整理されていれば、最終的な選択はご本人が行えます。ここで重要なのは、答えを渡すことと、判断材料を渡すことは別物だという点です。4. 依存が生まれるときの構造依存が強まりやすいのは、次のような状態です。・自分の傾向を把握できていない・環境の負荷を言語化できていない・「正解」を一つに絞ろうとしているこうした状況では、「誰かに決めてもらう方が楽」という構造になり
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