疲れ果てたあなたへ。社会は"デザインし直せる"人工物だという話
私たちが信じ込まされている「常識」「働かないなんて、ありえない」 「無職は恥ずかしいこと」 「仕事してない人間は価値がない」こんな言葉、一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。もしかしたら、あなた自身もそう思っているかもしれません。実は私、十数年前まで全くそう思っていました。毎朝6時に起きて、夜21時まで会社にいて、休日出勤も当たり前。体重が10キロも減って、毎日お腹が痛くて、それでも「これが普通」「みんなやってる」「辞めたらホームレスになる」って本気で信じていたんです。でも今、振り返ってみると、あれは完全に狂っていたんですよね。ある30代男性の話Aさん(仮名)の話をさせてください。彼は地方のメーカーで十数年働いていました。技術系の仕事で、責任も重い。毎日の生活はこんな感じでした:朝6時起床、6時半出社昼休みは10分。社員食堂で急いでかき込む夜20時退社が基本、繁忙期は深夜0時過ぎ休日出勤も月2〜3回製造部門の応援で、週6日ライン作業の時期も食事は?朝は豆乳だけ。昼は10分で社食。夜は毎日冷凍食品。睡眠は?良くて5〜6時間。でも、Aさんは「これが普通」だと思っていました。なぜなら、周りもみんなそうだったから。上司も先輩も、長時間労働を当然のようにこなしていたから。そして何より、Aさんには強烈な恐怖がありました。「会社を辞めたら、ホームレスになるか、死ぬしかない」この恐怖、どこから来たと思いますか?子どもの頃から植え付けられた「恐怖」Aさんの母親は、保育士をしていました。そして、母親はいつもこう言っていたそうです。「生活保護を受けるのは良くないこと」 「○○さんの家は生活保護
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