あなたの話には価値がある〜その4
これはじんぶん大賞受賞時のスピーチ(約1分で読めます)社会学とか生活史と聞くと、ちょっと二の足踏むようなタイトルですが、岸先生自体はいたって普通のおじさんです。その岸先生が編纂した生活史の決定版が「東京の生活史」です。厚さ6.5cm、重さ1.4㎏を誇る、下手すると2時間サスペンスで殺人用の鈍器として使え…ないか。とにかく、厚くて重い書籍を刊行してます。東京で生きている人々150人の生活の記録。この本の厚さとは、そのまま150人の人生、と言えます。僕も買いました…が、途中で止めちゃった(笑)だって、厚いんだもん。面白いですけどね。僕が小さいころ、祖父が戦争で、中国から引き上げてきた話をしてくれました。そのときは漠然と「中国から戻ってくるってすげー」ぐらいにしか思ってなかったです。けど、少し大人になってから「じいちゃんが戻ってこなかったら、僕はここにいない」って考えると、なんとも言えない気持ちになりました。祖父が亡くなって10年以上経ちます。今さらですが、亡くなる前に祖父がたどって来た人生を、この本のようにちゃんと聞いておくんだったな〜と思います。まずは立ち読みor図書館で読むのをオススメします。つまみ食い読みでも、十分面白いと思います。
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