547.今年の冬は「暖冬」傾向!? どうして予測できるの?
今年の冬は「暖冬」傾向!? どうして予測できるの? 気象予報士に“疑問”をぶつけてみた
12月に入り、寒さが一段と厳しくなる冬を迎える前から「今年は暖冬になる見通し」「全国的に暖冬の傾向」との予報が発表されていましたが、中には「どうして『今年は暖冬』って分かるの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。先の気候の傾向が予測できるのはなぜなのか、気象予報士のきりたんさんに教えていただきました。
「海面の温度」を指標にする
Q.ずばり、今年の冬は「暖冬」になるのでしょうか。
きりたんさん「まず、外部に予報の情報を提供するには、気象予報士の資格だけでなく『予報業務許可』が必要になります。私自身、予報業務許可を得ていないため、独自予報ができません。そのため、今回は気象庁が既に発表している情報をもとに解説します。
今年は、北海道や東北以南は、平年と比較すると暖かい冬になるといわれています。これは、偏西風が通年よりも北に寄って流れているためです。北海道や東北地方は平年並みの見通しです。
冬の特徴的な気圧配置である『西高東低』は、日本から見て西側に高気圧・東側に低気圧がある状態を指すものです。西側の高気圧は『シベリア高気圧』とも呼ばれ、ここから吹く冷たい空気が日本の冬の寒さに影響します。この冬は、日本へのシベリア高気圧の影響が弱い見通しです。加えて、近年は地球温暖化などの影響で大気全体の温度が高い傾向にあるため、東北以南の日本では暖冬の予測となっています」
Q.なぜ、先の気候予測ができるのですか。どのような情報を基準にしているのでしょうか。
きりたんさん「季節予報など、比較的長期に
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