時の住人*ある老婦人の手紙
今から20年近く前の事大学の心理学科の教授から「認知症でも、その人を見なさい」そう言って教えられた手紙を、ご紹介します。それはイギリスのヨークシャーにある老人病院で亡くなった、ひとりの認知症の老婦人が主人公です。
認知症で、話しかけることに答えないし普通にするべきことが、全くできない。
こちらのを正確に分かっているのかも、よくわからない状況。
認知症という言葉が無かった時代で老婦人のことは「そういうものだ」と誰もが諦めの感情を持って対応していたのだと思います。
しかし老婦人が亡くなった時、老婦人のベッドを片付けている時に1枚のメモが見つかったとのことでした。
メモは、病院の看護婦たちに大きな衝撃を与えたと教授は言いました。
その後、大学の卒業生たちがネットに書き込んでいました。私もその一人です。そして、実習生の指導の時や、ケアマネさんたち、新人職員や周りの人に紹介しています。このブログでも、訪問していただいたあなたにお伝えすることができればと思いコラムとして書かせていただきました。ある老婦人の手紙
何が見えるの看護婦さん。あなたには何が見えるの
あなたが私を見る時、こう思っているのでしょう。気むずかしいおばあさん。利口じゃないし、日常生活もおぼつかなく
目をうつろに彷徨わせて、食べ物はぽろぽろこぼし、返事もしない。あなたが大声で「お願いだからやってみて」といっても
あなたのしていることに気付かないようで
いつもいつも靴下や靴をなくしてばかりいる。おもしろいのかおもしろくないのか
あなたの言いなりになっている。長い一日を埋めるためにお風呂を使ったり食事をしたり
これがあなたが考
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