ストレス耐性度を高めるためのプチ・テク
(1)基本的な考え方
「あらゆる病気の原因にはストレスがある」と言われるほど、「ストレス悪玉論」が広がっていますが、「ストレス・ゼロ」だと成長がないことも分かっています。
要は「過度なストレスを避ける(予防)」と「ストレスとの付き合い方を知る(ストレス・フリー)」という2つのことが大事だということですね。
例えば、東洋の叡智である仏教では、「苦」の克服に対して、「逃避」(上座部~山林幽谷に籠って、苦を引き起こす原因との接触を避ける)、「忍耐」(浄土系~未来に希望を託して今を耐える)、「発想転換」(法華系~見方を変えれば苦も楽になる)、「原因打破」(密教系~原因そのものを消滅させる)といった方法を提示してきましたが、このうちのどれがいいということはなくて、実はどれも必要な方法であることが分かります。
(2)環境面でのプチ・テク
「心」と「体」と「物」はどれが一番コントロールしやすいでしょうか?この順番に難しいはずですね。ストレスは心で感じるものですが、体にも現われ(体調不良、病気)、周りの環境(物・事)にも知らず知らずのうちに影響が出てくるものです。そこで、心にダイレクトにアプローチするのは大変ですが、一番表面的な環境面から少しずつコントロールしていきましょう。
まずは自分の部屋を見回してみましょう。ストレスに参っている時は片付ける気力もなくて、散らかったままになっていませんか?それから、実は「時間」も「モノ(目に見えない物)」なのです。ストレスで弱っていると、時間にルーズになりがちで、約束もなかなか守れなかったりするのです。まずは自分に関わりのある「時間」と「空間」を
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