技術士・第二次試験 (22)
【R5機械部門:必須問題】Ⅰ-1「再現論文」/技術士第二次試験【問題文】
2019年度の日本の一次エネルギーの約8割は化石燃料に依存しており、エネルギ一自給率は12%程度である。化石燃料への依存を低くすることでカーボンニュートラルの実現にも貢献することができ、 更にはエネルギー安全保障の観点においても、エネルギ一自給率を高めることは最重要課題の1つと考えられる。そしてエネルギーの自給率を今後高めていくためには、輸入化石燃料への依存率を現在よりも低くし、下図の資源エネルギー庁から提案されているようなエネルギーミックスを検討することも1つの案と考えられる。
そこで、地球環境を考えつつ日本の経済活動を今後持続していくためには、エネルギーの入手・確保・輸送・備蓄・転換・利用について検討していくことが必要と考えられる。
このような日本を取り巻くエネルギー環境を踏まえたうえで、以下の問いに答えよ。
画像(省略)出典: 資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の2019年確報値、2030年度におけるエネルギー需給の見通し(関連資料)
(1)今後日本におけるエネルギー自給率を上げるため、技術者の立場から考えた場合にどのような課題が考えられるか、多面的な観点から3つ抽出し、それぞれの観点を明確にたうえで、それぞれの課題内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する解決策を機械技術者として3つ示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行した結果、得られる成果とその波及効果を分析し、更に新たに生じる懸念事項への機械技術者としての対応策につい
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