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「緑の魔法: 森が紡ぐ少女の運命」№ 最終回

おーい、みんな集まれー!。 山の木々を全部伐採して平坦な土地にする開発企業の現場監督が作業をしているみんなに集合の声を掛けている。チェンソーを唸らせて木を切っていた作業員達は監督の集合命令を聴いてエンジンを切り、ヘルメットと作業服は泥で汚れている姿の作業員20名ほどが監督の元へ集まって来た。 監督:作業は中止だ。 作業員達:え!? 監督:今本社から連絡が入って工事を止めろと言って来た。    設備一切合切を今から撤収する作業に入るぞ。 作業員達:撤収ってこの山の開発は中止ですか? 監督:どうもそのようだな。 作業員達:毎日々早く作業を進めろってあんなに煩く言っていたのに今度は作業を止めろってか。 監督:最初はこの地域の行政もこの山の開発に許可を出していてのだが急に 方針が変わってこの山にあるあの巨木を観光の目玉にする方針を打ち出したらしい。それで中止になったようだ。 作業員達:しかし会社が良く承知したなぁ。 監督:ここの行政はキャンセル料か保証金か知らないが大きな額のお金を会社に払ったらしい。 作業員達:突然そうなるなんて不思議だ。 作業員達は設備一切合切をトラックに積み込んでしまった。山から作業員達は消えてしまった。 翌年の春から夏にかけてあの巨木は例年に無い青々した葉を鬱蒼に茂らせていた。葉っぱの一枚一枚が太陽の光を反射してとても綺麗だ。それを見ているココは、巨木さんは嬉しくて歓びを表していると分かった。 ココはそっとあのトカゲの事を思い出していた。トカゲさん有難う大団円ココから一言、最終回まで読んでくれて有難う(^^♪三東周矢
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「緑の魔法: 森が紡ぐ少女の運命」№4

トカゲは爬虫類脳で生きている。 人間の様に共感する脳神経回路は無い。だからどんな残忍な事でも平気で躊躇 なくできるのだ。 人間の脳も爬虫類脳で出来ているが上層皮に哺乳類脳が進化と共にできてきた。しかし霊的に生長が遅れている人間は爬虫類脳が優勢になっている為に 感情的で共感性が無い。残忍な事件を起こすのはその為だ。 ココの心は満足していた。 トカゲさんの力であの巨木は切られない様になるだろう。 ココは心から強い愛のバイブレーションを放射した。 見返りを持たない純愛の強い波動。 トカゲは思った。 今まで数多くの沼に近づく人間たちに危害を加えて来た。 みんな恐怖心で逃げ惑い,助けを乞い泣き叫ぶ連中だが、この娘は恐怖する事もなく泰然自若として穏やかに目を瞑っている。こんな人間見たことないぞ。 それに何だ、俺を躊躇させるこのイヤな感情は。 凶暴で残忍なトカゲの爬虫類脳をココの愛の波動が包み込む。 トカゲ爬虫類脳は愛の振動に揺られ新生神経回路が生まれて来た。 トカゲの心の中に愛の芽生え共感の心。 トカゲはココの首に向かって牙を剥き出し突進してきた動きをその瞬間に急停 止した。 トカゲはココの顔を見詰めたまま荒い息をしている。 そして、俺は約束を守るとポツンと言って物凄い霧と轟音と共に消えてしまっ た。 次回へつづく最後まで読んでくれて有難う(^^♪三東周矢
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「緑の魔法: 森が紡ぐ少女の運命」№3

其のトカゲは見る見る内に巨大になり立ち上がった。背中にはびっしりとウロコが生えて目の瞳孔が縦に開いて光っている。 手足は大きい鋭い爪が生えている。 トカゲが喋った。 俺はこの沼の守り神で近付くものを全部食べて成敗しているのだ。 お前もこれから俺に食べられてしまうのだ。 と言って巨大な口を開けてココを一口に飲み込もうと迫って来た。 ココはお爺さんに夢の事を話した時に森の奥の沼に行った者は帰ってこないと 言う古い村の言い伝えも聞いていた。 それは、この巨大なトカゲが犯人だったのだ。 ココは強い恐怖を感じたが言葉を発した。 トカゲさん私をどうぞ好きにして下さいな。 でもその代りに私の願いを聴いて欲しいのです。 森の巨木が切り倒されそうになっています。 あなたに力があるのなら伐採されない様にして欲しいのです。 トカゲはココの落ち着き払った態度に攻撃をためらった。 トカゲは力が有るのならの言われ方にムッとした。 俺はどんな力でも有るのだと凄い迫力で言った。 ココはトカゲに向かって、あなたの力を使って伐採を止めさせる約束してと言 った。 トカゲは約束すると言った。 言ったがそんな面倒な仕事をする気はトカゲには無かった。 ココは満足して覚悟を決めた。 眼を瞑り、その美しい顔を天に向けて成り行きに身を委ねた。 トカゲの眼が凶暴に光った
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「緑の魔法: 森が紡ぐ少女の運命」№2

この裏山は1000年位前に大火事が有って全部の木が燃えてしまったと村の鎮守様に記録として残っていると教えてくれた。 翌日もココは裏山の森に行きました。 伐採作業は大型の強力なチェンソーを使って次から次へと木を倒していきます。 もしかしたら今日はあの巨木が切り倒されているのじゃないかと不安に押し潰されそうになりながら森の奥へと登っていきました。 やがて、チェンソーの唸る音が間近に近づいて来た時にあの巨木はまだ切り倒されていないのを見て安堵したけど、伐採されるのは時間の問題だ。 ココの心の中は暴風雨が吹き荒れ死んでしまいたい心境になった。 明日にはチェンソーが巨木に到達するだろう。 ココは絶望感の極致の心境の儘、森の中を彷徨い始めた。 やがて気が付くと小さな沼の所にでた。 はて、こんな沼はこの森に有ったのかとココは訝しがったが、そんな事はどうでも良い。 この締め付けられるような哀しみが消えて呉れる事が欲しい。 ココは沼の上空に広がる綺麗な蒼穹をボンヤリと見上げていた。 あの巨木を絶対に切っては嫌だ。 そう思って滂沱の涙がココの膝を濡らしていた。 その時、目の前に一匹のトカゲが現れた。次回へつづく最後まで読んで呉れて有難う(^^♪三東周矢
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「怒りの木」

【台風一過】 8歳の時共働きだった俺は 学校が終わると学童保育に行き 母親が返ってくる6時まで 預けられてた時がある。 そのとある秋の日 深夜から大きな台風が来てて 夜中じゅう窓を揺らされうるさく 眠れない日があった。 なのでトイレに行くのが怖くなり 母親についてきてもらおうとして 一生懸命おこしたけど いびきをしてぐっすり眠り起きない (´・д・`)ショボーン 仕方ないので走ってトイレに行き 急いで用を済ませて布団に戻り するとスッキリしたせいか 台風のうるさい音の中でも眠れた。 翌朝起きると すっかり台風が治まり 空を見上げると綺麗な空が広がり 父親も電車が止まり青くなってた その後父親が会社に遅刻の電話をし バスを乗り継いで出勤する事になり うんざりした顔で支度をし始め 1時間早めに位出発してた。 しかし俺は 暖かい風と綺麗な青空で とても気分が穏やかになり ルンルン気分で学校に向かった。 (´∀`*)ウフフ 〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓 【おとり】 学校に到着して先生に挨拶すると 先生が俺に話しかけてきて 「学童のペット小屋が昨日の台風で 凄く汚くなってたぞ」と言われた。 この時の俺は いつもペットに攻撃されて 校庭をよく逃げ回ってたから ペットと俺が仲良しと思われてた。 なので先生は 俺にわざわざ伝えたようで 仕方なくペット小屋を見に行くと 枯れ葉や枝が散らばって汚い。 この様子を見た俺は きっと放課後学童保育に行くと いきなり小屋の掃除をさせられて 大変な思いをすると覚悟した。 ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ そして放課後 学童保育に行くと最初宿題するのに やっぱり最
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