「緑の魔法: 森が紡ぐ少女の運命」№3

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其のトカゲは見る見る内に巨大になり立ち上がった。
背中にはびっしりとウロコが生えて目の瞳孔が縦に開いて光っている。
手足は大きい鋭い爪が生えている。
トカゲが喋った。
俺はこの沼の守り神で近付くものを全部食べて成敗しているのだ。
お前もこれから俺に食べられてしまうのだ。
と言って巨大な口を開けてココを一口に飲み込もうと迫って来た。

ココはお爺さんに夢の事を話した時に森の奥の沼に行った者は帰ってこないと
言う古い村の言い伝えも聞いていた。
それは、この巨大なトカゲが犯人だったのだ。
ココは強い恐怖を感じたが言葉を発した。
トカゲさん私をどうぞ好きにして下さいな。
でもその代りに私の願いを聴いて欲しいのです。
森の巨木が切り倒されそうになっています。
あなたに力があるのなら伐採されない様にして欲しいのです。
トカゲはココの落ち着き払った態度に攻撃をためらった。
トカゲは力が有るのならの言われ方にムッとした。
俺はどんな力でも有るのだと凄い迫力で言った。
ココはトカゲに向かって、あなたの力を使って伐採を止めさせる約束してと言
った。
トカゲは約束すると言った。
言ったがそんな面倒な仕事をする気はトカゲには無かった。
ココは満足して覚悟を決めた。
眼を瞑り、その美しい顔を天に向けて成り行きに身を委ねた。
トカゲの眼が凶暴に光った
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