「緑の魔法: 森が紡ぐ少女の運命」№ 最終回

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おーい、みんな集まれー!。
山の木々を全部伐採して平坦な土地にする開発企業の現場監督が作業をしているみんなに集合の声を掛けている。
チェンソーを唸らせて木を切っていた作業員達は監督の集合命令を聴いてエンジンを切り、ヘルメットと作業服は泥で汚れている姿の作業員20名ほどが監督の元へ集まって来た。
監督:作業は中止だ。
作業員達:え!?
監督:今本社から連絡が入って工事を止めろと言って来た。
   設備一切合切を今から撤収する作業に入るぞ。
作業員達:撤収ってこの山の開発は中止ですか?
監督:どうもそのようだな。
作業員達:毎日々早く作業を進めろってあんなに煩く言っていたのに今度は作業を止めろってか。
監督:最初はこの地域の行政もこの山の開発に許可を出していてのだが急に
方針が変わってこの山にあるあの巨木を観光の目玉にする方針を打ち出したらしい。それで中止になったようだ。
作業員達:しかし会社が良く承知したなぁ。
監督:ここの行政はキャンセル料か保証金か知らないが大きな額のお金を会社に払ったらしい。
作業員達:突然そうなるなんて不思議だ。
作業員達は設備一切合切をトラックに積み込んでしまった。
山から作業員達は消えてしまった。
翌年の春から夏にかけてあの巨木は例年に無い青々した葉を鬱蒼に茂らせていた。
葉っぱの一枚一枚が太陽の光を反射してとても綺麗だ。
それを見ているココは、巨木さんは嬉しくて歓びを表していると分かった。
ココはそっとあのトカゲの事を思い出していた。
トカゲさん有難う
大団円
ココから一言、最終回まで読んでくれて有難う(^^♪

三東周矢
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