794.「休肝日」は必要? 週に何回設ければいいの?
「休肝日」は必要? 週に何回設ければいいの? “疑問”を医師に聞く
お酒が好きな人の中には健康を意識し、お酒を飲まない「休肝日」を設けている人がいます。厚生労働省によると、休肝日は週に1日以上飲酒しない日を設けることを推奨する目的で作られた造語だということです。実際に医療機関や自治体などが休肝日を設けるのを推奨していますが、ネット上には「休肝日は意味がない」という内容の情報もあります。
そもそも、休肝日を設けることで体への負担を本当に和らげることができるのでしょうか。広島ステーションクリニック(広島市東区)理事長で医師の石田清隆さんに聞きました。
休肝日を設けるのが望ましい
Q.そもそも、飲酒習慣がある人がかかりやすい病気について、教えてください。例えば、肝臓系の疾患にかかるケースが多いのでしょうか。
石田さん「飲酒は、肝臓に大きな負担をかけます。アルコールは毒性があるため、主に肝臓で解毒されますが、その際、生成される中間代謝産物の『アセトアルデヒド』は、産生する活性酸素種などによって肝臓の細胞を傷つけ、肝臓に炎症を起こします。
また、アルコールを摂取すると、肝臓における中性脂肪の合成が増え、脂肪酸の燃焼が抑えられることで肝臓に脂肪がたまりやすくなります。そのため、過度の飲酒が続くとアルコール性肝炎やアルコール性脂肪肝を引き起こし、この状態が慢性的に続くと、肝線維症や肝硬変、さらには肝臓がんに発展する人もいます。
アルコールの摂取は、がんのリスクを上げることも知られています。世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)の報告書でも、飲酒は口腔がんや
0