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グロテスクな城

「ワトソン君、君は・・・・怪奇(グロテスク)という言葉をどう定義するね?」 シャーロック・ホームズの短編「ウィステリア荘」の始まりの部分はこんな感じです。ワトソン博士は「不思議(ストレンジ)とか、世の常ならぬ(リマーカブル)とか……」と答えるのですが、ホームズは「それ以上の意味が含まれている」と一蹴します。 ホームズは、グロテスクという言葉にもっと悲劇的で恐ろしいものがその奥に隠されている言葉だと言います。 私は「グロテスク」という言葉を聞くと、岸部露伴(ジョジョ第四部「ダイヤモンドは砕けない」参照)を思い浮かべます。 私にとって、グロテスクとはあんな感じです。 不思議・世の常ならぬ、悲劇的で恐ろしいものの予感。すべてを岸部露伴は備えています。 その次にホームズはこうも言います。 「怪奇がこうじてしばしば犯罪に発展しているのか分かるだろう」と。 犯罪のあるところすべてがグロテスクというわけではないけれど、グロテスクな場所は犯罪現場になりやすいということはあるのではないかという気がします。 先日、ドイツの知り合いが、あの有名な世界的観光名所「ノイシュヴァンシュタイン城」に行ったそうです。 その人は、ドイツに何年も滞在しているものの、あのシンデレラ城のモデルになった有名なお城には行ったことがなかったそうです。 私は一回だけあります。 有名な観光スポットですが、行きにくいんですよね。 ミュンヘンからは電車で二時間くらいでしょうか。フュッセンという都市まで電車で行き、その後はバスかタクシー。徒歩ではキツイ。 ミュンヘンから観光ツアーバスが出ていますので、ドイツ旅行の際は、オプショナルツ
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