この子は本当に自分の子供なのか?-托卵について
今日の記事は、橘玲氏の「女と男、なぜわかりあえないのか」を参考にしています。昨日と同じくなかなか刺激的ですよ。みなさんも「托卵」という言葉をご存じと思います。一応、簡単に説明しておくと、「托卵」とはカッコウやホトトギスが自分で子どもを育てず、他の鳥の巣に卵を産み落とし、育てさせる行為を指します。カッコウやホトトギスの雛は短期間で孵化し、まわりの卵や雛を巣の外に蹴飛ばし、仮親からの給餌で成長するわけです。親鳥は雛鳥が成長して自分よりも大きくなっても気付かないんですね。ここから、通俗的に、「夫ではない相手との間にデキた子供を(夫の子であると偽って)夫と共に養うこと」を指す意味で用いられるようになっています。それで、この「托卵」ですが、実際に人間集団ではどのくらい行われていると思いますか。研究者の推定によれば、なんと10%です(遺伝病を調べるために行なわれた調査でも同様の結果がでています)。たとえば、公立学校の40人学級の生徒のうち、平均すると4人が戸籍上の父親と生物学的な父親が違うことになるということですね。これをそれほど多くないと考える人は少ないんじゃないかな。ではなぜこのようなことになっているのでしょうか。男性の生物学的な生き残り戦術は、妊娠可能なより多くの女とセックスしたいであるため、現実世界で一番都合が良いのは、妻に子育てをさせておいて、他の女と浮気をして子どもを産ませることです。これに対して、女性はアルファ雄(猿の群等で一位のオスのこと。昔はボスといっていました)である、男性的魅力にあふれ、経済的にも社会的にも地位が高い男の子どもを産み、育てたいと考えます。しかし、そうい
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