中小企業経営のための情報発信ブログ475:本の紹介 逆・タイムマシン経営論
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、楠木建&杉浦泰著「逆・タイムマシン経営論」(日経BP)を紹介します。一橋ビジネススクール教授の楠木建氏と社史研究家の杉浦泰氏が共同で行うオンラインゼミナール「逆・タイムマシン経営論」というのがありますが、それが書籍化されたものです。ました。これまで多くの企業が、日本よりも先を行く米国などのビジネスモデルを輸入する「タイムマシン経営」に活路を見出そうとしてきました。しかし、それで経営の本質を磨き、本当に強い企業になれるのでしょうか?むしろ、大切なのは技術革新への対応などの過去の経営判断を振り返り、今の経営に活かす「逆・タイムマシン経営」だと主張しています。
人間は「今、目の前で起きている状況がこれからもずっと続く」という錯覚に陥りやすく、それは高度成長期でもバブル期でも、新型コロナ禍でも同じです。そして、過去の様々な時点で、未来予測をしてきましたが、予測というものは本質的に間違うものです。予測は誰にもできない、誰でも外すと言った方が正しいのです。しかし、変わらない本質的な部分が存在します。
本質が分かっている人と、そうでない人との違いは、「何か起こった時に『いつか見た風景』という引き出しがあるかどうか」だということです。そして、経営判断のためにそうした「引き出し」を増やしておくことが有用であるのです。
本書に登場する、サイゼリアの堀埜社長は、「キャッシュレス決済」の話が入ってきた時に、瞬時に、店のオペレーション・什器・来客時間・性別などが変わっていくと読み取り、その上で「すぐに導入しない。ある程度普及してからで十分」と決断し
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