連載「霊能者かんなぎの人生」vol.5 霊能家系に生まれても、異端である
連載「霊能者かんなぎの人生」vol.5 霊能家系に生まれても、異端であるなんとなく、人生を書き綴ろうと思った事に対した理由はない。
ただ、同じような思いをしている人がいるならば、そういう人に届けば良い、そう思った。
【注意喚起】
※今回は幼児性愛者・変質者等による虐待または未遂を含む内容です。ご自身の心の危険を感じる方はこの先に進まないでください※
私は、子供の頃はよく、いわゆる幼児性愛者のターゲットになっていた。
あれってなんなんだろうね。
「親に言えなさそう」
「家庭環境に問題がありそう」
「孤独そう」
何かそんなものを嗅ぎ分けるセンサーでもあるんだろうか。
人気のないところに連れて行かれ写真を撮られたり、お菓子で釣ろうとされたり、突然雑木林のようなところにひっぱりこまれるなんてザラだった。ある人は友達になってくれる良いお兄さんとして近寄ってきた。
実際、歌のお兄さんにいそうな健康的な風貌だったのもあり、子どもたちにも人気があった。いつもジャージを着ていて、それがまた歌のお兄さんに見えたのかもしれない。
それに実際のところ、子どもたちと良く遊んでくれて、
とても楽しい遊びを教えてくれたり、
子どもたちの喧嘩の仲裁にも入り、
いつも爽やかな笑顔で、子どもたちもお兄さんがいるとばあっと笑顔になったものだった。
一人でいても、そのお兄さんが来れば、退屈せず過ごす事ができ、
もれなく私も、そのお兄さんが大好きだった。
しかし、大人から見ればそうではなかったんだと、今なら分かる。
ある日、子どもたちの中の一人のお母さんがやってきて、「あなた、この子達と遊ぶのはやめてもらえませんか」と
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