怪談話?「黒いソックス」
お盆が終わっても我慢できないくらいな暑い日が続いていますね、皆さん熱中症にはくれぐれも気を付けてくださいね、今日は夏らしい話をしていきますね。私が以前勤めていた工場での話なんですが、工場ってお盆休み前ってお客さんからの駆け込み発注とか休み明けから使う部品を作ったりと結構忙しい時期なんですよね、毎年このころは残業したり休日出勤したりしてそれからお盆休みを迎えるってのが毎年恒例になっていたんですがそうやってみんな忙しく働いてるときにいつも元気で明るい仮に佐藤君ってしますね、その佐藤君がどうも元気がないんですね、お昼休みにそれとなく聞いてみたんですよ「どうしたのいつもの元気がないじゃんか」ってそうしたら佐藤君さみしそうにこう言うんですよね「実は田舎で世話になっていた知り合いのおじさんが亡くなって明日がお葬式なんですよ、片親の私にいつも優しくしてくれたおじさんだったんで最後に顔だけでも見ておきたかったんです、でも工場が忙しい時に知り合いのおじさんのお葬式に行くなんて言えないので…」そんなことが原因で佐藤君元気なかったみたいです。こんなこと言うとあれなんですが、この佐藤君それほど重要なポジションで働いてるわけではないんですよね、どちらかというとドジなタイプでね簡単な機械の設定を間違えてそのまま製造しちゃって結局作り直したりしてかえって時間がかかっちゃうなんてこともあるようなタイプの子なんですよ、けどねこの子のいいところは無遅刻無欠勤いつも元気で明るいのが取りえでみんなの弟的なムードメーカータイプの子なんですよね、ドジしても憎めなくてね´いいよいいよ´なんてみんなで手伝って助けるみたいなね
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