15面接入試において、なぜ辻野の指導が結果を出せるのか。
かつて国公立推薦入試で私が関わった生徒の合格率は3割程度だった。それが、6割~7割まで上昇した理由は何か。
要因は二つ。書類選考に提出書類(志望理由書、学修計画書など)の質を上げていったことが一つ。そして、もう一つは、面接指導の研究を重ね、その指導力が格段に上がったこと。自分ではこのように分析している。
とりわけ面接指導力の向上が果たした役割はとてつもなく大きいと感じる。例えば、面接の配点が、300点だった場合、指導せずにのぞんだら仮に80点だったとする。
ところが私の指導を受けた場合なら、250点とることも十分にありうる。
80点と比較すると、170点増である。
入試において、170点増というのは爆発的な力を持つ。
この爆発力が、合格率上昇の大きなカギとなった。私はそう考えている。
さて、高い面接力を獲得するのに、どの程度時間がかかるか?
これは正直個人差があるので、一概に何時間とはいえない。
一番多いのは、3時の受講だ。3時間レッスンを行えば、相当力がつく。多くの受験生が3時間受講して本番にのぞむ。
もちろん上手な受験生の場合、1時間で大丈夫ということもある。一方、まったく練習しておらず、0からという場合、8時間くらい行ったこともある。
その8時間の受講者さんは、最初声も小さくやる気も感じられない男の子だった。私も内心「これは難しいな」という想いを禁じ得なかった。
ところが3時間目くらいから俄然やる気に満ちてきて、8時間終わった頃には高い面接力を獲得し、見事国公立大学に合格していった。
それからもう一つ、私がお伝えする技術は自己表現力である。表情の使い方、身振り手振り。ある
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